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動機付けが困難な体重管理
ここではダイエットを英語の体重管理の意味でなく日本語の「痩せる」の意味で使っている。正直な話、禁煙とダイエットへの挑戦は誰にも負けないくらい回数をこなした。結局、ダイエットが成功しないのはインセンティブ(動機付け)が沸かないから。ダイエトットして体重が減ったらなんか良いことがあるのか? って疑問に答えられないから。 実は医学の世界でも同じ様な事に困っていて、薬を定期的に飲みなさいと言っても飲まない。機能回復訓練を受けなさいと言っても来ない。こんな患者さんに的確に治療効果を高めるために「運動行動理論」って心理学を応用した医療分野の学問がある。 動機付けをどのように行うか、つまりダイエットを何故するのか、その動機付けが出来たら成果をどのように計り知らせるかの手法を個別に計画立案する。ま、解りやすく言うと、どのように話したら(接したら)本人が積極的にダイエット行動してくれるかだ。 このあたりは「大阪のオバチャン」が上手だ。子供が道路脇で遊んでいると「東京のオバチャン」は「車が来るから危ないよ」なんて言う。当然子供達は無関心で反応しない。「大阪のオバチャン」は「車に轢かれて死んでも知らんでぇ」と言う。子供達は「知らんでぇ」で突き放されてはいかんと思い道で遊ぶことをやめる。 ま、そう単純なものでは無いが、話しかた(接しかた)一つで相手を行動に移らせることができるってことだ。 で、ダイエットだ。 NHKの番組でおもしろいダイエット方法を紹介していた。「鉛筆とグラフ用紙でダイエット」ってもの。 その方法は毎日同じ時間に体重を計り、これをグラフ化して増減を視覚的に捕らえる。体重が増えた時はその原因を欄外に書くってダイエット方法。増えた原因を取り除くことによりダイエット(体重管理)を無理なく行い、結果として体重を減じるって方法で東京の一部の区で保健婦さん指導のもと行われてる。 最初はこれを真似て表計算のエクセルで縦に日付、次の欄に体重を入れた体重管理表を作ってみた。エクセルのグラフウイザードで折れ線グラフを書いて「ふーん、こんなものかぁ」とこれがダイエットに効果があるのか半信半疑。 |
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