新発田温泉 あやめの湯 (新発田市) A  (泉質A、浴室C、設備C、眺めC)

新発田市大字板敷795-1 TEL:0254-26-1173 営業時間:10:00-21:00(日祝日6:00より) 定休日:第1,3月曜、12/31、1/1
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉、49.4℃、掛け流し
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:なし
http://www.city.shibata.lg.jp/shisetsu/kanko/kanko/1005071.html


場所:国道7号線を新発田市街を抜け、羽越線の跨線橋を渡った先の交差点を、案内板に従って右折し、二王子方面へ進むとすぐに右手に見える。2002年秋に源泉の自噴が止まってしまい一時休館していたが、動力湧出として2003年4月に営業を再開した。再開に伴い改修され、別棟になっていた休憩所が廊下で結ばれ、玄関前に屋根付きの足湯が作られ、休憩所への廊下に飲泉所が作られた。また、駐車場脇には無料の温泉スタンドが設置されている。2011年9月に源泉トラブルで休館し、前回のように長期休業が危惧されたが、程なく復活して良かった。
(新型コロナ感染に伴って、別棟の休憩所は閉鎖されていたが、2022年9月に再開された。)

料金:大人450円、子供280円、タオル別。回数券(12枚)大人4500円、子供2800円。(2024/4/1料金改定)下足棚(鍵なし)に靴を入れ、受付で料金を支払って入館する。

浴室:玄関の正面は休憩用広間、左が男湯、右が女湯となっている。浴室は8角形をしていて、窓際に扇型の浴槽があり黄褐色の湯が満ちている。大きなガラス窓から田園風景が見える。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプーあり。脱衣場ロッカーは鍵付きで、コイン返却式である。洗面台にはドライヤーがある。

泉質:源泉名は、新発田温泉あやめの湯。泉質は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。源泉温度49.4℃。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成14年11月15日分析)は、Li 1.1、Na 2573、K 70.9、NH4 0.03、Mg 110.8、Ca 393.6、Sr 16.3、Mn 0.3、Fe(II) 9.1、F 2.6、Cl 3317、Br 15.4、I 1.0、HS 0.2、SO4 2150、HCO3 290.5、メタ珪酸25.6、メタホウ酸51.6、遊離CO2 16.3、遊離H2S 0.2、など、ガス性除く成分総計は9029mg/kgである。実際の湯は、黄褐色混濁、無臭で塩味、鉄味がある。塩素消毒はあるが、非加水で循環されておらず、掛け流しである。浴槽縁からのオーバーフローはないが、浴槽横壁に流出口があり、そこから掛け流されている。
(一時、源泉温度19.3℃、ガス性除く成分合計2501mg/kgのナトリウム-塩化物・硫酸塩冷鉱泉の期間があったが、いつの間にか現在の泉質になっている。)

 平成24年11月6日付の分析表では、泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。源泉温度46.3℃。湧出量154L/分(動力)。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 1.1、Na 2701、K 67.8、NH4 11.50、Mg 115.9、Ca 396.7、Sr 13.5、Mn 0.1、Fe(II) 2.4、F 2.5、Cl 3219、Br 11.6、I 2.1、SO4 1168、HCO3 297.5、メタケイ酸39.4、メタホウ酸47.2、遊離CO2 49.9 など、ガス性除く成分総計は8098mg/kgである。
 加水なし(夏季は温度調整のため43℃になるように加水)、加温なし、循環・ろ過なし、入浴剤なし、塩素系薬剤による消毒あり、浴槽の換水・清掃は毎日実施、衛生検査は1年に1回実施しフロント脇に掲示とのこと。湯は以前あった混濁はなくなり、淡褐色透明となり、浴槽縁からかけ流されている。

 令和4年4月11日付の最新の分析表では、源泉名は、新発田温泉 あやめの湯。泉質は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(等張性 弱アルカリ性 高温泉)。源泉温度 46.2℃、使用位置 43.0℃。Ph 7.7。湧出量 130L/分(動力揚湯)。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 1.0、Na 2667、K 69.6、NH4 12.10、Mg 110.9、Ca 387.6、Sr 12.7、Ba 0.00、Al 0.00、Mn 0.2、Fe(II) 2.1、Cu 0.00、Zn 0.00、F 2.6、Cl 3457、Br 12.5、I 2.3、NO2 0.1、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 1268、HPO4 0.0、HCO3 320.4、CO3 0.0、メタケイ酸 33.0、メタホウ酸 44.1、遊離CO2 13.5、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は8403mg/kg。
 夏季等の季節は、温度調整のため43℃前後になるよう水道水を加水、加温なし、循環ろ過なし、入浴剤なし、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を実施、浴槽の換水・清掃は毎日営業終了後に実施、水質検査は1年に1回実施し結果をフロント脇に掲示、とのこと。

コメント:
自販機はあるが食堂はなく、ここでゆっくり一日過ごすわけにはいかないが、常連さんは持込で楽しんでいるようである。鉄分を含んでいて、塩味のほかに、金属味・金属臭がある。、温まりは良いが、意外にも湯上りにさっぱり感がある。掛け流しの良泉であり、純粋に入浴を楽しみたい人にはお勧めである。420円という低料金であり、休日のみではあるが、朝湯をやっているのもありがたい。玄関前に無料の足湯があり、これもお勧めである。無料の温泉スタンドもある。国道7号線からすぐなので通りすがりの利用には便利である。


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