松之山温泉・湯坂 ナステビュウ 湯の山 (十日町市・旧松之山町) A (泉質A、浴室B、設備B、眺めA)
松之山町湯山1252-1 TEL:025-596-2619 営業時間:10:00-22:00
(土日祝日:5:00-22:00) 定休日:第2・第4火曜日
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、95℃
タオル:別料金 サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
http://yunoyama.jp/ |
場所:松之山温泉街のかなり手前にある日帰り温泉施設である。駐車場に四角い大きな看板が目立つ。2017年にこれまで自噴していた源泉の自噴が止まり、動力揚湯とする復旧工事に時間がかかったが、2018年7月28日に営業が再開された。
料金:大人:平日800円(17時以降700円)、土日祝日850円(17時以降750円)、小学生:400円、子供:200円、幼児(3歳未満):無料、タオルなし。タオルセット250円。(2024/4/1料金改定)
2021年10月より、料金体系が大きく変更された。入浴のみは、大人580円、休憩所利用は770円、夕方5時以降は、入浴のみ450円、休憩所利用600円である。休憩所の追加利用は、昼間200円、夕方5時以降は150円。小学生は休憩所利用に関わらず、昼夜共に400円、幼児は休憩所利用に関わらず、昼夜共に200円。朝5時から8時の「ご来光風呂」は、大人500円、小学生300円、幼児100円。入館料がお徳になる会員制度は継続されている。
入浴のみの場合は値下げとなったが、利用できるのは浴室とロビーのみで、食事もできない。休憩所利用の場合は、従来より値上げとなるが、休憩所が指定席方式で利用でき、食事も可能。1階広間にはドリンクバーが設置され、無料で飲み放題となる。(2021/11/7追記)
2022年7月より、再び料金体系が変更された。入館料は、大人700円、小学生400円、幼児200円で、17時以降は、大人600円、小学生・幼児同額。休憩所の座席指定はなくなり、自由席となった。(2022/7/1追記)
金曜・土曜・日曜・祝日の朝5時〜9時(最終入館8時30分)に、「ご来光風呂」を実施している。金曜日は休館日であるが、「ご来光風呂」のみ実施している。この料金は、大人600円、小学生400円、3歳以上の未就学児200円。9時に退館しなければならないが、10時からの通常営業時に再入館を希望する人には割引券を発行するとのことである。冬期間は実施しないので、実施日については公式サイトで確認が必要。
浴室:館内はそれほど広くはないがきれいである。浴室は右奥に通路を進んだ先にある。脱衣場には鍵付きロッカーが多数あり、好きなものを選ぶ。洗面台にはヘアブラシ、ドライヤーがある。
浴室は大きなガラス窓で明るい。二つに仕切られた大浴槽があり、熱め(43〜44℃)とぬるめ(41〜42℃)に調整されている。ほかに4〜5人でいっぱいの小さなサウナと小さな水風呂がある。外に出てちょっと階段を下りたところに露天風呂がある。浴槽中央からの注湯のほか、浴槽隅にも源泉がチョロチョロと注湯されている。展望は抜群であり、山々が見渡せて心地よい。露天風呂の隣には休憩用のデッキがあり、椅子が並べられている。洗い場には、ボディソープ、シャンプー、リンスがある。ほかに塩が入った壷があり、体に塗ったりできる。垢すりが置いてあるのは良い。
泉質:源泉名は湯坂温泉。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(弱アルカリ性・高張性・高温泉)。源泉温度95℃。湧出量140L/分(掘削自噴)。PH
7.6。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成20年12月11日付)は、Li 2.0、Na 3600、K 120、NH4
32、Mg 6.5、Ca 2100、Sr 28、Ba 2.3、MN 0.45、F 2.6、Cl 9000、Br 33、I
6.0、SO4 74、HCO3 40、メタケイ酸 120、メタホウ酸250、遊離CO2 0.2 など、ガス性除く成分総計は15417mg/kg。加熱、循環なし。湯は無色透明であるが、塩辛く、苦味があり、アブラ臭もある。
平成30年8月9日分析の新しい分析表によると、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性中性高温泉)。源泉温度92.2℃。湧出量120L/分(動力)。無色・透明・微弱石油臭・塩味。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li
1.7、Na 3721、K 101.1、NH4 66、Mg 0.9、Ca 1880、Sr 26.8、Ba 2.3、MN 0.7、Fe(II)
0.9、F.2.3、Cl 8925、Br 31.9、I 5.5、SO4 80.3、S2O3 0.4、HCO3 1.2、メタケイ酸
83.2、メタホウ酸 266.7、遊離CO2 0.2 など、ガス性除く成分総計は15200mg/kgである。
コメント:休憩用広間があり食事ができる。ロビーと売店の区別がつかず、たくさんの品が所狭しと並んでいる。参考までにナステビュウ(NASTIVIEW)の由来は、NA(nature:自然)、S(spa:温泉)、TI(time:時間)、VIEW(風景)なんだそうな。松之山には他にも温泉施設があるが、食堂や休憩設備はないので、家族連れでゆっくり休むならここがいいようだ。
2017年5月に自家源泉(自噴)のトラブルがあり、源泉供給量が低下し、5月8日午後3時頃には源泉の自噴が完全にストップしてしまい、以後長期の休業を余儀なくされた。源泉そのものは異常はなく、ポンプで汲み上げることにしたが、動力揚湯の許可を得るのに時間がかかり、実際の復旧工事も長期に渡ったため、営業再開までに長期を要し、2018年7月28日から通常営業が再開された。休業は1年以上に及び、一時は閉館も危惧されたが、無事に営業再開されたことは、誠に喜ばしいことである。
→ブログ
附:NT21の「Dr近藤の温泉手帖」で紹介させていただきました。
(No.43 1997,2000/5/7追記、2006/3/31料金改訂、2011/3/15訂正、2017/5/8追記、2015/8/15大改訂、2021/11/7料金改定・追記、2022/7/1料金改定・追記、2024/4/1料金改定・営業時間改定・休館日改定) |