池の平温泉 ランドマーク妙高高原 (妙高市) B  (泉質C、浴室B、設備A、眺めA) →2021年4月29日より「アルペンブリックスパ 日帰り温泉」となった。

妙高市池の平温泉 TEL:0255-86-5130 営業時間:9:00-24:00(入館23時まで)冬季は24時間営業 定休日:なし
泉質:単純温泉、循環
タオル:別料金 サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
http://www.onsencafe.com/

場所:前頁のランドマーク妙高高原は、2006年7月7日、リニューアルし、営業形態も変更されてオープンした。内容がかなり変わったので新規頁で紹介する。「温泉+カフェ」ということで、温泉のほかに1万冊のコミックライブラリー、インターネットカフェなどを備えた複合施設となっている。上信越道の妙高高原ICから池の平温泉への案内板に従って坂道を登って行く。冬はスキー、夏は避暑地として賑わう池の平の温泉街の中央にあるので大変わかりやすい。

料金:1時間パック880円、3時間パック1000円、延長15分毎に100円、フリーパック(時間無制限)1500円。小人半額、幼児無料。貸しタオル200円、館内着250円。シニアパック(55歳以上、時間無制限)550円があり、お得である。他に、地ビールパック(3時間パック+地ビール飲み放題)1900円、レディースパック(フリーパック+炭盤浴)1800円などいろいろあるので、ホームページ等で確認していただきたい。地元(妙高市、上越市中郷区、信濃町)の人には格安で利用できる会員制度がある。下足箱の鍵と引き換えに受け付けすると、番号の書かれたリストバンドを渡される。料金は後払いである。

浴室:浴室は旧来と同じで、長細く大きな大浴槽にサウナ、そして岩作りの露天風呂がある。露天風呂の入り口が畳敷きなのは面白い。露天風呂、そして浴室の大きなガラス窓から一望される妙高山の眺めは雄大である。洗い場にはボディソープ、シャンプー完備。脱衣場洗面台にはドライヤーのほか整髪料が置いてある。脱衣棚には籠があるのみで、鍵はない。そのほか、2階の女性専用エリアに「炭盤浴」(40℃に温められた天然石の上に寝る)があるが、別料金で500円である。

泉質:脱衣場に分析表を見つけることができなかった。無色透明無味無臭であまり特徴がない。循環されているためか特徴は感じられない。露天風呂は「黒泥湯露天風呂」と称しており、池の平温泉の湧出地である妙高山の南地獄谷の拘泥を混ぜて、湧出場所での源泉を再現しているという。黒い浮遊物が多数あり、湯は黒濁しているが、それ以外の浴感はあまり差を感じることはできなかった。ちなみに、通常の池の平温泉は、黒濁した源泉を濾過・沈殿させて透明にして配湯されている。

コメント:館内1階には観光物産館、クレープ屋等があり、2階に休憩用大広間、食事処、リラックスルーム、キッズルーム、インターネット・コーナー、ブース席、カラオケ、ビリヤード、卓球、女性専用エリア(この中に炭盤浴がある)があるほか、中央に1万冊を誇るマンガの書棚が並んでいる。ドリンクバーがあり、ホット、コールドとも飲み放題である。当初は無料であったが、その後150円で別料金となった。料金が複雑であり、高い料金に思えるが、館内設備は充実しており、ゆったりと寛ぐことはできる。スキーシーズンのみならず、グリーンシーズンも行楽のついでに利用されると良い。ただし、泉質的には循環湯であり、「黒泥湯露天風呂」をどう評価するかは意見が分かれよう。

*2021年4月29日より、「アルペンブリックスパ 日帰り温泉」としてリニューアルされ、営業時間、料金等が変更された。

(No.397 2006/8/15、2011/9/23料金訂正、2021/5/15追記)

前頁

上越一覧

次頁