小千谷津山温泉 ちぢみの里 (小千谷市) A  (泉質A、浴室A、設備A、眺めB)

小千谷市大字ひ生甲1670-1 TEL:0258-81-1717 営業時間:10:00-21:00 定休日:水曜日、大晦日、元旦
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉、45.5℃、循環、掛け流し浴槽あり
タオル:あり サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
https://www.chijiminosato.com/

場所:小千谷市の国道17号線、東京側トンネル入り口にある。「道の駅」に併設されているので場所は分かりいいのだが、敷地が余裕なく、入り口にたどり着くまで、一時停止のある細い道を行かねばならない。駐車場も「道の駅」にしては狭い。館内もかなり狭い。入り口ロビーがあまりに狭く、一瞬ドキッとする。

料金:大人800円、小学生400円(タオルなし)、幼児無料。銭湯コース(60分)580円(タオルなし)。タオルセット220円、館内着220円。大人回数券(11枚)8000円、小学生回数券(11枚)4000円、平日大人回数券(6枚)4000円。(2023/11/1料金改定) 下足箱に靴を入れ、鍵と引き換えに受付する。

浴室:洋風(縮の湯)・和風(紬の湯)が週替わりで男女に分かれる。縮の湯には、全身浴(一部ジャグジー)、ウォーターマッサージ風呂(水深1.2m)、寝湯、水風呂、岩盤浴、ドライサウナ、露天風呂があり、紬の湯には、岩風呂、桧風呂、寝湯、源泉かけ流し風呂、水風呂、ドライサウナ、露天風呂、展望露天風呂がある。設備は充実し、十分な設備がそろっている。ただし和風風呂の展望露天風呂は、かなりの階段(45段)を昇った丘の上にあり、裸で上り下りするのは健康的でない。開放感はあるが景色がいいわけでもない。洋風の露天風呂は階段を上る必要がなく湯滝が快いが、屋根があって開放感は乏しい。以前は家族風呂があったがなくなった。

泉質:源泉名は小千谷津山温泉。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、源泉温度 45.5℃、湧出量 78L/分(動力)、PH 8.2。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成24年11月8日分析)は、Li 0.1未満、Na 675.1、K 3.5、NH4 4.3、Mg 0.9、Ca 3.6、Sr 0.1未満、Ba 0.1未満、Al 0.1未満、Mn 0.1未満、Fe(II) 0.1、Fe(III) 0.1未満、Cu 0.1未満、F 1.7、Cl 207.5、Br 1.1、I 0.5、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.1未満、HSO4 5.0未満、SO4 5.0未満、HCO3 1301、CO3 15.6、メタケイ酸 46.8、メタホウ酸 16.3、メタ亜ヒ酸 0.1未満、遊離CO2 13.8 など、ガス性除く成分総計は2278mg/kgである。湯は、淡黄色透明、軽い塩味と苦みがあり、ツルスベ感があって、温まりも良く、浴感は優れている。縮の湯のウォーターマッサージ風呂、水風呂、紬の湯の桧風呂、寝湯、水風呂以外は源泉を使用。基本は加熱・循環であるが、紬の湯には源泉かけ流し浴槽が設けられており、鮮度の高い源泉を味わえるのはすばらしい。

 令和4年10月5日付の新しい分析表が掲示されていましたので紹介したい。源泉名は、小千谷市津山温泉。泉質は、ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度 38.2℃。湧出量 30L/分(動力揚湯)。PH 8.2。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.1、Na 764.8、K 5.6、NH4 5.9、Mg 1.5、Ca 5.0、Sr 0.1>、Ba >0.1、Al 0.8、Mn 0.1>、Fe(II) 2.4、Fe(III) 0.1>、Cu 0.1>、F 1.5、Cl 449.5、Br 2.8、I 1.3、HS 0.1>、S 0.1>、S2s 0.1>、HSO4 5.0>、SO4 5.0>、HCO3 1221、CO3 14.7、メタケイ酸 51.3、メタホウ酸 36.7、メタ亜ヒ酸 0.1>、遊離CO2 12.9、遊離H2S 0.1> など、ガス性除く成分総計は2565mg/kg。
 内湯の岩風呂と露天風呂は、貯湯槽を有し、衛生管理の目的及び入浴に適した温度に保つため加温、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤を使用とのこと。寝湯と檜風呂は源泉を使用しておらず、衛生管理のため循環ろ過装置を使用し、塩素系薬剤を使用。掛け流し浴槽についての記載はなかったが、源泉温度が低いですので、加熱されているものと思う。

コメント:館内設備としては、1階に食堂兼大広間、2階にリラックスルーム、ムービールーム、ゲームコーナー、有料個室など、狭いながらも一応整っている。小規模な施設ながらエレベーターがあるのは特筆できる。障害者への配慮がされているのは好感が持てる。また、名物の小千谷そば(へぎそば、手振りそば)など、食事のメニューは充実している。狭いながらもコンパクトに良くまとまっており、おすすめする。かつては温泉スタンドがあり、10L10円で販売していたが、中越地震に被災後に廃止された。

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*2023年4月より指定管理者が関越サービスに代わり、新しい体制で、4月19日にリニューアルオープンした。


(No.20 1997、2010/2/27料金修正、2013/7/2改訂、2014/2/23一部訂正、2021/4/4営業時間訂正、2023/3/19追記、2023/4/15追記・URL訂正、2023/11/1料金改定)

 
附記:小千谷は以前住んでいた町です。大変住みよい町で、家内はまた住んでもいいと言っています。冬の雪には参りましたが。町内一斉の雪流しもいい思い出です。(この地区では除雪した雪を流雪溝に流すのです。)錦鯉とか闘牛とか名物も多いのですが、小千谷へお出でのときは、是非そばをお食べ下さい。小千谷、十日町のそばは「ふのり」でつないであって、つるりとした感じがたまりません。これを食べると、よそのそばはやぼったく感じてしまいます。また、小千谷といえば片貝の花火大会があります。これについては花火の項でさんざん紹介してますのでこれくらいにしておきます。

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