APRICOT 2024 夏季公演 びりっかすの神さま
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2024年8月10日(土) 16:00 新潟市民芸術文化会館 劇場
りゅーとぴあジュニア劇団 APRICOT :Aキャスト
 
原作:岡田 淳 著「びりっかすの神さま」(偕成社刊)
脚本・演出:戸中井 三太
音楽:野瀬 珠美
振付:内堀 照子
衣裳:後藤 信子
歌唱指導:西潟 明美
 2001年から活動している りゅーとぴあジュニア劇団APRICOTの公演です。今年の夏季公演の演目は「びりっかすの神さま」です。
 成績順に席が決まるクラスに転校してきた「はじめ」が、びりの人だけが見える神さまと出会って、競争や勝ち負けにこだわることへの疑問を投げかける物語です。
 9日(金)14時、10日(土)12時、16時、11日(日)12時の全4公演が開催され、Aキャスト、Bキャストの2つに分かれて、2公演ずつ公演されます。
 当初は予定が定まらず、行く予定にしていなかったのですが、時間ができましたので、10日(土)16時の公演を当日券を買って観させていただくことにしました。この回の出演はAキャストです。

 コンサートホールから劇場へ移動し、席に着いて開演を待ちました。1階席はびっしりでしたが、私のいる2階は余裕があり、ゆったりと鑑賞できました。
 配布されたプログラムには写真入で出演者が載っていましたが、先生役とびりっかすのおじさん役は全4公演に出演し、他の役はAキャストとBキャストに分かれています。役名の付いているのがそれぞれ11人で、その他が14人です。

 時間となり、緞帳が上がって開演しました。ステージには教室を表現して、机と椅子があるだけで、舞台セットというものはありません。衣裳もごく普通のものでした。
 たくさんの子供たちが歌い踊りながら、ストーリーが進みました。台詞が中心で、ミュージカルというより歌付の演劇ですね。

 音楽は、聴いてすぐに野瀬さんの作曲だと分かるものです。いつもの野瀬節とでもいいましょうか。歌以外は生演奏ではなく、録音を流していました。

 各キャストとも頑張っていて、ストーリーが展開していくにつれて、演劇の世界に引き込まれました。子供たちに熱演に感動をいただき、カーテンコールでは大きな拍手を贈りました。

 爽やかな感動を胸に外に出ますと、古町方面から太鼓の音が聴こえてきました。そういえば、新潟まつりの真っ最中でしたね。
 祭りの熱気に負けない子供たちのパワーに力をいただいて、明るい気分で駐車場へと向かいました。新潟の夏は最高潮です。
 

(客席:2階15-24、¥1200)