音楽文化会館から急いでりゅーとぴあへと向かいました。開演に間に合うかと心配しましたが、この会場も地震で進行が遅れており、20分遅れで15時20分頃の開演となりました。
今度はエレクトーンの小助川謙二さんの公演です。田村亮太さん、小林浩子さんとのユニットして参加しているトリオ・エレピクスの公演が他と重なって聴けませんでしたので、小助川さん単独の公演を聴かせていただくことにしました。
運搬しやすい小型のエレクトーンではありましたが、創り出される音響の素晴らしさに感嘆しました。右手で上鍵盤で主旋律、左手で下鍵盤で伴奏、足で低音部と、四肢を縦横に駆使しての演奏から生み出される、多彩な分厚いサウンドは、まさに「一人オーケストラ」とでも「いうべきものです。
1曲目は、ディズニーの「美女と野獣」序曲で、電子的に生み出された音響ではありますが、オーケストラを聴くような、素晴らしい音楽世界に酔いしれました。
2曲目は、自作の「ロンドン橋」序曲で、お馴染みのメロディが形を変えていき、変奏曲として楽しく聴かせていただきました。
3曲目は、「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲で、まさにオーケストラ演奏と見まがうばかりで、ただただうっとりと聴き入り、感動の涙が浮かんできました。
最後の4曲目は、再び自作曲で「アッパショナータ」です。曲名の如く、熱情・情熱に溢れ、熱く燃え上がる感動とともに、コンサートは終演となりました。
トークや演奏から受ける印象は、優しさに溢れる素晴らしい青年であり、高感度満点。エレクトーンに接する機会はほとんどないのですが、今後のさらなる活躍を応援したくなりました。
(客席: 左側、1日フリーパス:\2000)
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