11時から始まった新潟クラシックストリートですが、どこに行こうか最初から悩みました。思案の末、結局毎回聴いている新潟中央高等学校コーラス部にしました。
音楽文化会館3階のホールに入りますと、すでに多くの客が入っていましたが、500人収容のホールですので、ゆったりと聴くことができました。ステージ中央にピアノ、後方に合唱団のひな壇が作られていました。
時間となり、主催者代表として新潟ジャズストリート実行委員会理事長の高坂元己さんによる挨拶があり、ちょっとしたオープニングセレモニーとなりました。この会場を選んで良かったです。
いよいよクラシックストリートのスタートです。ピアニストが入場し、その後タンバリンと手拍子とともに団員(16人)が入場しました。昨年は男子が2人いましたが、今年は女子だけです。
私が知らない曲ですが、コーラのCMで人気曲らしいリトルグリーンモンスターの「世界はあなたに笑いかけている」を指揮者なしで演奏し、会場の拍手とともに楽しくオープニングを飾りました。
団員の挨拶があり、ピアノに譜めくりが付き、合唱は17人となって、これも若者に人気らしい「ともに」を楽しく歌って盛り上げました。
3曲目は、コーラス部名物で、毎年楽しみにしている「Hail Holly Queen」で、16人で歌われました。例年よりちょっと大人しく感じましたが、楽しく聴かせていただきました。
4曲目は、コンクールの課題曲の「Sanctus」で、ピアニストも合唱に加わり、先生の指揮により演奏されました。澄んだ女声合唱がホールにこだまし、心が洗われました。
5曲目は、これもコーラス部の定番曲、昨年も歌われた「旅愁」です。女性4部合唱の複雑なアレンジで、聴き応えのある合唱でした。
6曲目は、新入生の団員も加わって、総勢28人となり、今年のNHK全国音楽コンクールの課題曲「鳥よ、空へ」が歌われました。まだ楽譜を見ながらの演奏で、練習過程にあって完成されていないようですが、これから夏に向けて練習が積まれ、コンクールに臨まれるものと思います。大いに期待したいと思います。
課題曲を除けば、振付を加えての楽しいステージでした。女子高生たちの澄んだ歌声は、汚れたジジイの心を浄化し、パワーを与えてくれます。
毎年聴いている者としまして、例年より若干声量やハーモニーの厚みが少なく、大人しめに感じましたが、県内最高峰の合唱団ですので、これから鍛え上げられていくものと思います。
(客席: 15-15、1日フリーパス:\2000)
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