東京交響楽団第122回新潟定期演奏会
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2021年9月19日(日)17:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
指揮:原田慶太楼
ソプラノ:小林沙羅、 メゾソプラノ:林美智子、 テノール:西村 悟、 バリトン:大西宇宙
合唱:にいがた東響コーラス
 

ベートーヴェン:エグモント序曲 作品84

(休憩20分)

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」


 2021年4月から東京交響楽団正指揮者に就任した原田慶太楼さんが、新潟定期演奏会に初登場という記念すべき演奏会です。
 原田さんは、現在最も活躍している若手指揮者の一人であり、新潟での演奏は2020年8月1日の「オーケストラはキミのともだち」以来、1年ぶりになります。

 今回のプログラムは、新型コロナウイルスが世界で猛威を振るうこの時代に、歓喜の歌で希望溢れる時代に後押ししようということで企画されました。
 現在最も旬ナソリストを揃え、その名前を見るだけでも心は高鳴ります。この面々と、にいがた東響コーラスがどのように渡り合うのか期待は高まりました。

 「第九」といえば年末恒例ですが、10年前の2011年9月の第67回新潟定期で、小林研一郎さんの指揮による「第九」が演奏されています。
 前回は円熟の小林さん、今回は期待の若手の原田さん。どんな「第九」を聴かせてくれるでしょうか。この閉塞した毎日を、「第九」で気分一新させてくれるものと思います。

 と、楽しみにしていたのですが、新型コロナ感染はデルタ株が猛威を振るい、にいがた東響コーラスの活動ができなくなったため、プログラム変更され、「第九」はなくなりました。
 前日の川崎での演奏会では、緊急事態宣言下でありながらも、本家の東響コーラスが出演しており、新潟も何とか工夫してできなかったものかと残念に思われました。

  

(客席:2階*-*、S席:定期会員:¥6300)