新潟市ジュニア合唱団第28回定期演奏会
  ←前  次→
2018年7月15日(日) 15:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:海野美栄
ピアノ:斎藤愛子
 
第1部 〜ホーム スイート ホーム〜

  埴生の宿、おお牧場はみどり、朝はどこから、みどりの歌、
  金魚の昼寝、森の水車、肩たたき、ドラえもんのうた、
  ひょっこりひょうたん島、おさななじみ、私の青空、
  静かな夜のビギン、虹と雪のバラード、恋のフーガ、
  川の流れのように、埴生の宿、出発の歌

(休憩10分)

第2部 フォーレ(ラトクリフ編):レクイエム Op.48

      T Introitus et Kyrie 入唱祭とキリエ
      U Offertorium 奉納唱
      V Sanctus 聖なるかな
      W Pie Jesu 慈悲深きイエスよ
      X Agnus Dei 神の子羊
      Y Libera me 私を解き放ち給え
      Z In paradisum 楽園へ

(休憩20分)

第3部 合唱ミユージカル 「ゲッタウェイ」

      藤 公之介:作詞、小六禮次郎:作曲
      演出・振付:大塚庸介
      演出助手:高橋 咲

  大人のみなさん ごめんなさい、気になるあいつ、
  白いカーネーション、ピンクのポケット、赤い糸、
  イニシャルはM、俺たちゃ海賊、ドレミファどろぼう、
  ゲッタウェイ、涙とほほえみ、大人のみなさん ごめんなさい
 

 新潟市ジュニアジャズオーケストラの公演が終わり、昼食を食べに出ますと、猛暑の中、街は異常なほどの賑わいになっていました。昨日から始まった「海フェスタにいがた」のパレードが行われ、ディズニーの皆さんや地元のアイドルの皆さんもパレードされるとのことで、早くから場所取りをしている人までいて、大にぎわいのようでした。
 昨日から新潟ジャズストリートも開催中ですし、「水と土の芸術祭」も始まりました。高校野球も佳境を迎えています。J2アルビの試合もありますし、新潟の熱い夏が真っ盛りです。

 いろいろある新潟ですが、私はもちろん新潟市ジュニア合唱団です。毎年欠かさずに定期演奏会に参加しており、今年も万難を排して駆けつけました。正直言えば、ジャズストリートとかぶってしまったのは残念でしたけれど・・。

 昼食に時間がかかってしまい、開演に遅れそうと急いでりゅーとぴあに行きますと、まだ開場前でした。14時の開演とばかり思い込んでいたのですが、15時開演だったんですね。
 ということで、開場待ちの列の前方に並び、2階正面に席を取りました。周囲は団員のご家族がたくさんおられ、子供や孫の姿を指差しておられました。

 第1部は「ホーム スイート ホーム」 と題して、戦後から高度成長期の古き良き時代の家庭を舞台に、懐かしい昭和の歌の数々が歌われました。ラジオからテレビへ。東京オリンピックから札幌オリンピックへ。時代の流れは、私の人生そのもの。「川の流れのように」を聴きながら、私の人生を振り返り、涙が込み上げてきました。この第1部だけで感動を抑え切れず、ジュニア・マジックの虜になりました。

 ちなみに、最近ジュニア合唱団では男の団員の活躍がみられますが、今回も男子だけのコーナーもあり、楽しい演出で盛り上がっていました。ジュニア合唱団も新時代到来ですね。

 短い休憩後の第2部はクラシックステージとしてフォーレの「レクイエム」です。ピアノ伴奏というのが少し異質に感じましたが、ラテン語の歌詞を暗譜で見事に歌いきりました。
 第2曲(Offertorium)、第6曲(Libera me)でのバリトン独唱を歌った団員はお見事。第4曲(Pie Jesu)のソプラノ独唱は完璧といえるでしょう。合唱団の皆さんの清廉な歌声に私の汚れた心が洗われました。

 2度目の休憩後の第3部は、お馴染みの合唱ミュージカルです。団員総出演のステージは圧巻です。歌に踊りに芝居、何でもこなすジュニアの皆さんの素晴らしさに感動しました。

 期待にたがわぬジュニア合唱団のパフォーマンスに胸を熱くしてホールを後にしました。やっぱりジュニアは良いですね。新潟市の宝。皆さんも是非聴きに来て下さい。
  

(客席:2階C5-12、会員割引:¥630)