クラリネット ワンコインコンサート
←前  次→
2017年7月16日(日) 14:00  新潟市秋葉区文化会館
 
クラリネット:岩渕仁美
ピアノ:斉藤晴海
 


ポーランド民謡:クラリネット・ポルカ

クライスラー:美しきロスマリン

バルトーク:ルーマニア民族舞曲

サン=サーンス:クラリネットソナタ

ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー

(アンコール)
ガーシュイン:サマータイム

 このところいろいろありまして、音楽からは遠ざかっていましたので、2週間ぶりのコンサートとなります。梅雨空の落ち着かない天候の中、入院中の姉を見舞った後、某所で骨休めと昼食を摂り、秋葉区文化会館に向かいました。
 開場30分前に開場待ちの列に並び、いつもの場所に席を取りました。日曜日ということもあってか、後方の両サイドに若干の空席かある程度で、客の入りは良かったです。

 今日の出演は、クラリネットの岩渕仁美さんと、同時期にドイツに留学されていた斉藤晴海さんです。岩渕さんの演奏は、これまでも聴かせていただいたことがありますが、今回は地元紙で紹介され、期待が高まりました。
 ピアノの斉藤晴海さんは、独奏、そして伴奏ピアニストとして活発な活躍をされ、何度も聴かせていただいておりますので、すっかりお馴染みです。

 クリーム色のドレスの岩渕さん、青緑色のドレスの斉藤さんが登場し、楽しく軽快なクラリネット・ポルカて開演しました。以後曲目解説を挟みながら、国も時代も異なる様々な曲を、ふくよかで柔らかなクラリネットの響きで楽しませてくれました。

 クライスラー、バルトークと、オリジナルがクラリネット曲でない曲が続きましたが、優しくサポートする斉藤さんのピアノと共に、原曲の良さがよく表現されていて、クラリネットのオリジナル曲のようにすら感じさせました。

 その後の、サン=サーンスのクラリネットソナタは、さすがに聴き応えがありました。心打つソフトなメロディーに始まり、繊細に、時に激しく、夢幻の世界を彷徨い、再び最初の優しいメロディーに戻って、現実に帰還しました。良い曲であり、良い演奏でした。

 そして一旦退場した後、プログラム最後は、ラプソディー・イン・ブルーです。オリジナルでもクラリネットが活躍する曲ですが、一番の見せ場である冒頭のグリッサンドからお見事。強烈な唸り節に圧倒されました。以後ジャジーな世界に酔いしれました。

 大きな拍手に応えて、アンコールは、サマータイム。照明も落とされ、ムードたっぷり。ナイトクラブにでもいるような、大人の世界を醸し出していました。

 休憩なしで1時間のコンサートでしたが、内容たっぷりで聴き応え十分でした。でしゃばることなくサポートしながらも、存在感のある斉藤さんのピアノに支えられて、岩淵さんは卓越した演奏テクニックを駆使して、クラリネットの奥深い音楽世界を知らしめてくれました。
 
 これからの新潟の音楽界を担うであろう若手二人の今後の活躍を確信して、帰路につきました。
 
  

(客席:4-14、¥500)