333 森と鳥人のファンタジー
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2016年4月30日(土) 15:00 新潟市音楽文化会館
 
ジョニー・ラス&ジャン・ブコー(鳥のさえずり)
スタニスラフ・ボデムスキ(ヴァイオリン)
シャニ・ディリュカ(ピアノ)
:
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調 K.301
  1.アレグロ・コン・スピリート
  2.アレグロ
シューマン:予言の鳥(「緑の情景」から)
ドヴォルザーク:森の静けさ(「ボヘミアの森」から)
グラナドス:嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす(「ゴイェスカス」から)
グリーグ:小鳥(「抒情小曲集」第3集から)
カザルス:鳥の歌
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
パールマン:小鳥は歌う
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」序曲

(アンコール)
サン=サーンス:白鳥
 
 

 コンサートホールから音楽文化会館に移動して、“鳥のさえずり”とポデムスキ、ディリュカの公演です。当初聴く予定にしていなかったのですが、オープニングイベントでの“鳥のさえずり”の妙技とディリュカさんのピアノに感動して急遽チケットを購入しました。

 この公演もほぼ満席となりました。モーツァルトのヴァイオリンソナタで開演。私と似た体型のボデムスキさんのヴァイオリン、ちょっと神秘的なオーラを漂わせるディリュカさんのピアノ、いずれも期待通りの演奏で楽しませてくれました。

 以後、鳥にちなんだ曲の数々が、ラス&プコーさんの“鳥のさえずり”の妙技とともに演奏されました。演奏はもちろん良かったですが、ラス&プコーのパフォーマンスには脱帽です。ユーモアあふれるパフォーマンスでホールを沸かせてくれました。日本で言えば江戸家猫八に代表される演芸なのでしょうが、これは芸術に昇華させています。楽しかったです。
 

 
(客席:11-6、¥1500)