だいし銀行主催で、毎回素晴らしい奏者を招いて開催されるだいしライフアップコンサートです。今年は8月23日に森麻季さんのコンサートが開催されたばかりですが、早くも2回目の開催となります。
今回は朴葵姫さんの登場です。朴葵姫さんは2014年2月にこのコンサートに出演したばかりなのですが、早くも再登場です。前回はチケット完売で盛り上がりましたから、人気にあやかり、またの招聘となったのかもしれません。
さて、前回8月のライフアップコンサートは、東響定期の日で、ロビコン→ライフアップコンサート→東響定期とうまく回ることができました。
今回も同様に東響定期の日になりましたが、前回は14時30分の開演だったものが、今回は15時の開演。この30分の差は大きく、困った人も多いのではないでしょうか。
2時間の公演として、終演は17時。しかし、17時は東響定期の開演時間です。移動時間もありますから、どちらかを犠牲にする必要性が出てきます。実に悩ましい事態です。このためこのコンサートをあきらめた人も多かったのではないでしょうか。前回のように14時30分開演なら良かったのですが・・・。
実は私は、14時開演と勘違いして、発売開始とともに何も考えずにチケットを買い、後になって15時開演に気付いてがっかりしたという状況です。
前置きが長くなりました、東響ロビーコンサートを聴いた後、だいしホールへと向かいました。三吉屋で腹ごしらえしてホール入りしましたら、開場待ちの行列ができており、その列に並びました。かなり後方でしたが、いつもの席を取ることができました。さすがに客の入りは良く、若干の空席があるのみでした。
白いブラウスと赤いキュロットパンツ姿が麗しい朴さんが登場し、曲目紹介しながら演奏が進められました。ステージには譜面台が用意されていましたが、そこには私たちが受付でもらった物と同じプログラムがありました。
ギターの音色は柔らかく、潤いがあり、艶やかに、ホールいっぱいに、音量も十分に美しく響いていました。前半は正統的なコアな曲を並べ、後半は親しみやすい曲を選曲したそうです。
演奏の良さは言うまでもないですが、朴さんのキュートな容姿も魅力的であり、すっかりと虜になってしまいました。曲間にチューニングする姿も美しく、チューニングの音すら音楽に感じられました。
最後のヒナステラのソナタは前回も演奏されましたが、ギターの奏法の細かな解説もあって、興味深く聴くことができました。
朴さんの魅力を再確認できた素晴らしいコンサートでした。アンコールを最後まで聴きたかったのですが、前記しましたように東響定期の開演時間が迫っていましたので、途中で退席せざるを得ませんでした。
(客席:E-6、¥2000) |