ジュニアオーケストラフェスティバル 2013 in NIIGATA
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2013年8月18日(日) 12:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
 
(ロビーコンサート 12:00〜12:20)
  新潟市ジュニア邦楽合奏団・新潟市ジュニア合唱団
    川崎絵都夫:邦楽と合唱のための「こどもうた」

1.みたかジュニア・オーケストラ (指揮:内藤佳有)
    ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 作品3 より 第1楽章

2.岡山市ジュニアオーケストラ (指揮:山上純司)
    リスト(ベルクハウス編):ハンガリー狂詩曲第2番
    ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 作品73

3.ジュニアオーケストラ浜松 (指揮:米崎栄和)
    サン=サーンス:「アルジェリア組曲」作品60 より フランス軍隊行進曲
    ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第1集 作品46 から 第7番 ハ短調
    チャイコフスキー:スラブ行進曲 作品31

4.北九州市ジュニアオーケストラ (指揮:田中祐子)
    ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
    ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ短調 作品21 より 第4楽章

5.トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ (指揮:齊藤一郎)
    芥川也寸志:交響三章 より 第1楽章「カプリッチョ」、第3楽章「フィナーレ」
    ブラームス:大学祝典序曲 作品80

6.仙台ジュニアオーケストラ (指揮:関谷弘志)
    ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」序曲
    ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2組曲

7.新潟市ジュニアオーケストラ教室
  A合奏(指揮:藤井裕子)
    ベートーヴェン(ウッドハウス編):交響曲第5番「フィナーレ」  
  B合奏(指揮:松村秀明)
    スッペ:喜歌劇「軽騎兵」序曲
    リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 作品34

8.フェスティバル・オーケストラ (指揮:松村秀明)
    シベリウス:交響詩「フィンランディア」 作品26
    ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より 第2幕行進曲「歌の殿堂をたたえよう」
 
 

 全国公立ジュニアオーケストラ連盟協議会に加盟している7つの団体が結集しての交流イベントで、今日がメインコンサートです。2001年から3年毎に開催されており、新潟での開催は4回目となります。りゅーとぴあのほか、音楽文化会館という練習場が隣接した恵まれた環境ということで、新潟の開催が多いものと思います。私は、2007年2010年に続いて3回目の参加となります。

 開演前にロービーコンサートがありますので、早めに会場入りすべく、開場待ちの列に並びました。Cブロック前方に席を取り、ホワイエのバルコニーでロビーコンサートを聴きました。
 新潟市ジュニア邦楽合奏団の委嘱作品だけあり、合唱と邦楽合奏の見事なコラボレーションで、良さが存分に発揮された素晴らしい作品です。合奏と合唱の見事さに感激し、これを聴けただけでも来た甲斐があったようにさえ感じられました。

 12時半になり、いよいよコンサートの開演です。最初は「みたかジュニアオーケストラ」です。小編成のオケでしたが、切れのあるキビキビした演奏で良かったです。

 2番目は「岡山市ジュニアオーケストラ」です。前回の山田和樹指揮での爆演が記憶に残っていますが、今回もいい演奏でした。クラリネットが素晴らしく、こんな人がメンバーにいるなんて凄いですね。

 休憩を挟んで、3番目は「ジュニアオーケストラ浜松」です。これは若さあふれて大爆発。ホールが飽和するほどの大音量で、ゴージャスなサウンドを楽しませてくれました。特に「スラブ行進曲」は聴き応えありました。

 4番目は「北九州市ジュニアオーケストラ」です。曲目のためもありますが、これは浜松と正反対の落ち着いたサウンドで、じっくりと聴かせてくれました。

 再び休憩を挟んで、5番目は「トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ」です。前回も格の違いを見せ付けるような名演でしたが、今回も凄かったです。ブラームスでは若干のほころびがありましたが、「交響三章」はお見事と言うしかありません。こんな演奏をジュニアが聴かせてくれるとは驚きです。

 6番目は「仙台ジュニアオーケストラ」です。前回同様に、ステージいっぱいの大編成で、ホルンが9人、コントラバスも9人いました。演奏も素晴らしく、ジュニアの域を超えていました。

 そして、最後はホスト役である我らが「新潟市ジュニアオーケストラ教室」です。まずは、A合奏のほのぼのとした演奏で始まりました。初級者にもかかわらず、ちゃんとした演奏に仕上がっていたのはさすがですね。
 続いて真打のB合奏。これはホストとしての力量を示す凄い演奏でした。「軽騎兵序曲」は冒頭のトランペットからしてお見事で、うまくまとめた演奏であり、新潟のレベルの高さを示してくれました。
 もっと驚いたのが「スペイン奇想曲」です。これはソロの多い難曲と思いますが、とてもジュニアとは思えないような高水準の演奏で驚かせてくれました。この曲は9月の定期演奏会のプログラムに入っており、練習が積まれているものと思います。定期では飯森さんが指揮しますから、さらなる名演が期待されます。

 最後の休憩の後、各オケの選抜メンバーからなる「フェスティバル・オーケストラ」の演奏でフィナーレとなりました。1曲目と2曲目でメンバーが入れ替わりましたが、コンミスは新潟の松木さんが務めました。
 金曜日に初めて集まったメンバーが、わずか3回の練習で本番を迎えたわけですが、さすがに選抜メンバーだけあって、見事な演奏でした。「フィンランディア」は最初からエンジン全開という感じで、その分強弱の幅が狭く、賑やかでしたが、お祭りにはちょうど良いかもしれません。「タンホイザー」はP席に配置されたトランペットのファンファーレが迫力を生み、最後を飾るにふさわしい盛り上がった演奏でした。

 振り返って、いずれのオケも高水準で、甲乙付け難かったですが、トリフォニーの「交響三章」と新潟の「スペイン奇想曲」、そして、若さ爆発の浜松の「スラブ行進曲」が印象に残りました。

 新潟にいながらにして、全国のオケを聴くことができるのは素晴らしいことと思います。新潟の恵まれた環境を利用して、今後も継続されることを祈ります。新潟がジュニアオケのメッカになるといいですね。

(客席:2階C2−9、会員割引¥1800)