ラ・フォル・ジュルネ新潟 2013 第2日
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2013年4月27日(土)   新潟市民芸術文化会館 ほか
 
 


221 アンヌ・ケフェレック(Pf)

231 ラファエル・セヴェール(Cl)、プラジャーク弦楽四重奏団

222 清水和音(Pf)

213 ペヌティエ(Pf)、香港シンフォニエッタ、イプ・ウィンシー(指揮)
 
 
 昨夜に引き続いて、LFJ新潟2日目に参戦です。昨夜は悪天候でしたが、今日も厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうで、風も冷たく、LFJにはあいにくの天候となりました。今日の土曜日は幸い休みの週に当たり、朝から参加することにしました。

 洗濯物を干し、ゴミ出しをして、朝一の交流ステージから聴こうと出かけたのですが、陸上競技場周辺でメーデーのデモ行進をしており、駐車場に入るのに相当の時間をくってしまい、遅れてしまいました。

 コンサートホールでは「0歳からのコンサート」が始まるところで、子供連れの皆さんで賑わっていました。毎年このコンサートを聴いていたのですが、子供の泣き声の競演が予想されましたので、今年はパスしました。

 「モーツァルト市場」をのぞいたり、「モナミ広場」で早めの昼食を摂ったりして時間をつぶし、11時からのケフェレックの公演に参加すべく劇場へと向かいました。

 ケフェレックの演奏は、昨夜の協奏曲と同様に粒立ちの良い音で、輝きを感じました。エレガントな演奏でしたが、強奏部では力強さも感じさせ、円熟の演奏でした。

 続いては、5階の能楽堂に上がって、プラジャーク弦楽四重奏団とセヴェール(Cl)の公演を聴きました。発売早々にチケット完売になったのですが、不思議なことに、空席が若干あったりしました。演奏はきちっとした正統的なもの。1994年生まれという若きセヴェールのクラリネットも美しく、癒しのひとときを過ごすことができました。能楽堂で聴くモーツァルトというのも風流であり、楽しみにしていたのですが、期待に違わぬ良い演奏でした。

 公演時間が10分延びたため、急いで劇場へ行き、清水和音の公演を聴きました。人気ピアニストによるポピュラーな演目ということもあってか、客席はほぼ満席でした。早めのテンポの演奏で、トルコ行進曲や12番の第3楽章など、スポーツカーが駆け抜けるがごとくの爆演で、気分爽快でした。12番のソナタは、人気曲であるためか、交流ステージで何人かの方が弾かれましたが、清水さんの演奏は次元の違いを見せつけるものでした。

 ここで再び「モナミ広場」で追加の腹ごしらえしましたが、たまたま友人ご夫妻とご一緒になりました。夫婦で楽しまれるというのはうらやましいですね。私はいつもひとりぼっち・・・。なんて考えながら、大急ぎでサンドを食べて、コンサートホールに行きました。

 次は香港シンフォニエッタとペヌティエ(Pf)の公演です。女性指揮者ウィンシーさんの颯爽とした指揮の下、躍動感のある生き生きした40番を楽しみ、ペヌティエの軽やかなピアノに酔いしれました。まさに至福の喜びとでもいいましょうか、極上のモーツァルトを聴かせていただきました。

 その後交流ステージで、横田聡子さんの美声に感激しましたが、ここでタイムアップ。今日は大学の同級会が某ホテルであったため、そちらに向かいました。

 前評判が高かく、快演が約束された小曽根真さんの「ジュノム」を聴けなかったのは悔やまれましたし、新潟の期待の星・五十嵐冬馬君を聴けなかったのも残念でしたが、旧友との再会をすることができて良かったです。