ラ・フォル・ジュルネ新潟2012
321 クレール・デゼール、ツェムリンスキー弦楽四重奏団
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2012年4月29日(日) 10:00  新潟市民芸術文化会館 劇場
 
ピアノ:クレール・デゼール
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
 


グラズノフ:弦楽四重奏曲第3番 ト長調 op.26 「スラブ」

ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57
 
 
 
 3日目最初の公演です。私好みの美人ピアニストのデゼールとツェムリンスキー弦楽四重奏団の共演です。曲目はこれまでに聴いたことがないので、どんな曲かも興味深く感じました。

 黒で統一されたホール。ステージ上のピアノが照明に映えてきれいに輝いています。

 最初は弦楽四重奏団だけで、グラズノフの弦楽四重奏曲第3番が演奏されました。後半の楽章が民族舞曲風で、軽快で楽しめました。「スラブ」という副題がピッタリの良い曲でした。素晴らしい演奏に、会場からは早くも部ラボーの声があがりました。

 続いて、デゼールが加わって、ショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲が演奏されました。グレーのセーターに黒いパンツ姿のデゼールさんは美しかったです。本当に私好みなんです。

 初めて聴く曲でしたが、良い曲ですね。第2楽章、第4楽章はしんみりと、心に響いてきました。第5楽章は賑やかに盛り上がって終演となりました。

 ピアノと弦楽四重奏とが美しく融合し、時にせめぎ合い、多数の公演の中でも、屈指の名演奏じゃなかったでしょうか。朝一番からこのような演奏に接することができて幸いでした。

 ただし不満がひとつ。私の右前に幼児が2人とその母親がおられました。2人の幼児は退屈していたようで、後ろを振り返ったり、天井を見たり、ヒソヒソ話をしたりと終始落ち着かない様子。いやでも私の視界に入ってきますので、イライラ感を禁じ得ませんでした。
 3歳以上入場可ということではありますが、子供とて最低限のマナーは守るべきものと思います。子供の頭にゲンコツでもあげようかという思いがこみ上げましたが、じっと我慢しました。子供に非があるというより、注意しない母親に問題があるのでしょうから。
 
 
(客席:1階10-13、¥2000)