りゅーとぴあ得割コンサート 〜東京交響楽団名曲コンサート〜 | |
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2011年11月7日(月) 18:30 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール | |
指揮・話: 飯森範親 コンサートマスター: 高木和弘 |
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新潟市では小学校5年生全員をりゅーとぴあに招待し、東京交響楽団の演奏を聴くという「わくわくキッズコンサート」を毎年秋に開催しています。子供たちが生オーケストラを体験する貴重な場です。 ホールはなかなかの盛況です。昨夜の客席はさびしかったですが、今夜はまずまずの入りです。拍手の中楽員が入場。今日のコンマスは、昨夜のニキティンさんに代わって、高木さんです。オケは幾分小ぶりで、昨夜とは若干のメンバー交代があるようです。 飯森さんが登場し、「カルメン前奏曲」で開演しました。飯森さんらしい元気いっぱいの演奏でした。以後飯森さんのMCにより演奏が進められました。 「雷鳴と電光」では団員の芸も披露されて、盛り上げようという熱意に頭が下がりました。10月に入団したというホルン奏者の雷役は、新入団の洗礼らしいです。打楽器奏者の傘回しの曲芸には大喝采でした。 「威風堂々」ではわれらが山本さんが登場。オルガンを交えての迫力の演奏でした。この曲はジュニアオケの定期演奏会のアンコールの定番であり、私の思い入れの大きい曲です。さすがにプロの演奏はそつがなく、難なく迫力満点に演奏してくれますが、さすがの東響でも涙涙のジュニオケにはかないません。でも山本さんは良かったですよ。 アンコールに「天空の城ラピュタ」を演奏して終演となりましたが、これも迫力があって良かったです。曲自身の良さも再認識しました。ちょうど1時間のコンサートでしたが、多彩な演目があって十分に満足でした。 飯森さんと東響は、疲れも見せずにエンジン全開。芸術性がどうのというのとは別次元で、とにかくオーケストラをダイナミックに大音響で鳴らそうという演奏で、迫力満点でした。小学校5年生の子供たちにオケの迫力を体験させるには良い演奏と思います。昔の子供たちも楽しめましたので、子供たちもきっと喜んでくれることでしょう。 東京交響楽団は昨日は新潟定期でしたが、飯森さん、高木さんは東京で山形交響楽団のコンサートをしていました。昨日のうちに新潟入りしたのか、今朝新潟入りしたのかはわかりませんが、お疲れのことと思います。 (客席:2階C6-11、1500円) |