サイトウ・キネン・オーケストラ 新潟スクリーンコンサート | |
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2011年8月26日(金) 17:30 新潟市民芸術文化会館 劇場 | |
指揮:沼尻竜典、ディエゴ・マテウス 演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ ピアノ:ピーター・ゼルキン バレエ:Niosm1,Noism2 |
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(休憩15分) |
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松本は近いようで遠く、サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)も長らく行く機会がなく、私は一昨年に漸くサイトウ・キネン・デビューとなりました。小澤さんが病気休養する前で、フルに出演した最後のSKFに参加できたのは幸運でした。 17:30開演ですから、本来行けるはずもないのですが、今日は午後だけ休暇をいただくことにしました。これが私の夏休みということです。某温泉で当直明けの体を癒し、りゅーとぴあへと向いました。17時の開場前についたのですが、すでに開場待ちの長い列ができていました。音楽ファンだけでなく、Noismファンも集結したものと思います。 17:30からビデオ収録された「中国の不思議な役人」が上映されました。この曲は聴いたことはありますが、バルトークに疎い私には、どうにも馴染めず、これまで曲の良さを知ることはありませんでした。しかし、沼尻指揮によるSKOの演奏は、Noismの素晴らしい演技を前にして、心に迫るものがありました。 続いては、生中継前に、これまでのSKFの歩みがビデオ上映されました。細切れの演奏風景ばかりでしたが、東日本大震災の犠牲者を追悼して初日に演奏された「G線上のアリア」は全曲流されました。 そして、19時から生中継となりました。開演が遅れ、その間松本文化会館の様子が長々と映し出されていました。拍手の中、楽員が入場。指揮のマテウスも小澤さんのまねをしてか、楽員と一緒に入場し、その後にチューニングとなりました。ヴァイオリンには新潟が誇る井上静香さんもおられました。 続いてはピーター・ゼルキンを迎えてバルトークの3番のコンチェルトです。透明感ある輝くようなゼルキンのピアノをオケは見事に引き立てていました。バルトーク嫌いな私ですが、ゼルキンの素晴らしいピアノもあって、いい曲だと思えてしまいました。 そして休憩後はメインのチャイコフスキーの4番です。SKFで以前も取り上げられ、CD化されています。演奏はお見事の一言です。SKOの実力をいかんなく発揮していました。ここはまとめ上げたマテウスの素晴らしさを讃えるべきでしょう。終楽章の怒涛の盛り上がりは大したもの。CDよりずっと良かったです。 スクリーンコンサートということで、画質や音質がどうなのかと心配しましたが。十分に鑑賞に堪えました。画面がもうちょっと大きいと良かったのですけれど。音質もほどほどでした。某シネコンでやっているコンサート上映よりは音質も画質も数倍良かったです。もちろん生演奏とは次元が違う話ではありますが・・。 (客席:8ー24、無料) |