ラ・フォル・ジュルネ新潟 「熱狂の日」音楽祭2010
114 フィリップ・ジュジアーノ、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ジャン=ジャック・カントロフ
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2010年4月30日(金) 19:45  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
フィリップ・ジュジアーノ(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
 
 
ショパン:演奏会用ロンド ヘ長調 op.14 「クラコヴィアタ」

ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21

(アンコール)
ショパン:ノクターン 15-1

 

 本日2公演目です。コンサートホールはかなりの盛況です。席はCブロック後方中央の良い席。オケは小編成で、ステージ上にこぢんまりと配置されていました。ピアノのジュジアーノはショパンコンクールで1位なしの2位になったことのある実力者ですが、演奏を聴くのは初めてです。指揮のカントロフもヴァイオリン奏者としては知っていますが、指揮もするとは知りませんでした。オケは名前すら聞いたことがありませんでした。

 演奏会用ロンドで開演です。なかなかチャーミングな曲ですが、コンサートで演奏される機会は少ないのではないでしょうか。私はショパンの全集を買って知っていましたが、実演で聴いてみても良い曲ですね。
 
 続いてのショパンの協奏曲にも期待したのですが、なかなか乗りきれなかったように思います。オケのアンサンブルに締まりがないような印象を感じ、ピアノとうまく噛み合わず、協奏曲としての面白さが伝わってこなかったように思いました。
 ピアノはなかなか良く、ピアノだけの公演を聴きたくなりました。アンコールに演奏されたノクターンも良かったです。
 

(客席 C7−22、2500円)