魅惑のサクソフォンコンサート

 

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2009年10月18日(日) 14:00  新潟市西川多目的ホール

 

サクソフォン:五十嵐 文
ピアノ:小林美知子
司会:平井葉子

 


1.ミュージカル映画メドレー:踊り明かそう〜メモリー〜 そのほか

2.「昼下がりの情事」より 魅惑のワルツ

3.「ニュー・シネマ・パラダイス」より 初恋、ニュー・シネマ・パラダイス

4.「冬のソナタ」より 最初から今まで

5.「スィング・ガールズ」より シング・シング・シング

6.「ルパンV世'80」より ルパンV世のテーマ

7.「オズの魔法使い」より 虹の彼方に

8.「タンゴ・レッスン」より タンゴメドレー:ラ・クンパルシータ〜リベル・タンゴ

9.「戦場のメリー・クリスマス」より メリー・クリスマスMr.ローレンス

10.「アマルティ」より タイム・トゥ・セイ・グッバイ

11.なつかしの日本映画メドレー:リンゴの唄 そのほか

12.「涙そうそう」より 涙そうそう

13.洋画テーマ・メドレー:「風と共に去りぬ」よりタラのテーマ〜「ロミオとジュリエット」
                〜「ゴッド・ファーザー」

(アンコール) ラテン・メドレー

 今日は新潟市内ではめぼしいコンサートの予定がなく、さびしく思っていましたが、今朝の新聞に折り込まれた区の広報にこのコンサートがあることを知り、急遽出かけてきました。

 このホールは西蒲区(旧西川町)に、西川地区公民館の施設として2005年4月にできた新しいホールであり、市立西川図書館が併設されています。固定席:196席、電動式移動席:364席、イスのみ:236席、車椅子スペース:4席があり、合計:800席のシューボックス型のホールです。ホール名が示すように多目的ホールですが、音響反射板を備え、音楽ホールとしても立派です。毎月コンサートが開かれているようですが、私は初めて訪問しました。

 西区の私の自宅からはすぐ近くであり、中心部のホールに行くより便利です。1時半頃に着くと開場が始まっており、BGMにエンヤの音楽が流れていました。いい音で響いており、ホールの音響が結構良いことが感じられました。中ほどに席を取りましたが、客の入りはなかなか良いようでした。

 今日のコンサートはサックスとピアノのコンサートで、先月の弦楽四重奏のコンサートに引き続いて映画音楽がプログラミングされました。
 場内が暗転し、ミュージカル・メドレーで開演しました。サックス、ピアノの音とも美しく、心地よい響きです。照明も演奏を盛り上げました。
 サックスの五十嵐さんは、黒いパンツ姿で、体格も良く、堂々とした演奏ぶりです。新潟出身で、地元で活躍されていますが、演奏を聴くのは初めてでした。予想以上の素晴らしい演奏に驚きましたが、フランスで勉強され、数々の賞もお取りになった実力者です。
 ピアノの小林さんも新潟出身ですが、ピアノ教室を主宰され、ピアノ伴奏者としても活躍されているほか、今年からりゅーとぴあオルガン講座で山本真希さんからオルガンを学ばれて、教会の奏楽者としても活動されているそうです。スリムな体に赤いドレスがよく似合い、チラシの写真よりおきれいでした。

 司会付きで肩の凝らないコンサートでしたが、選曲もバラエティに富んで飽きさせず、演奏も聴き応えあるものでした。アルト、テナー、ソプラノサックスを使い分けて多彩な演奏を披露してくれた五十嵐さんは、相当な実力者であることが聴いていてわかりました。ジャジーな曲も、日本の懐メロも楽しませてくれました。
 ピアノは小型のグランドピアノでしたが、輝きのあるいい音であり、サックスに劣らず素晴らしい演奏でした。特に、ピアノ独奏のメリー・クリスマスMr.ローレンスは美しかったです。

 1時間ちょっとのコンサートは疲れなくてちょうど良かったです。日曜の昼下がりにこのようなコンサートがあるのは良いですね。多目的ホールながらも音響的にも聴きやすいホールでした。家から近いので、もっと催し物があるとありがたいです。ちなみに来月は11月14日にあり、新潟メモリアル・オーケストラのメンバーの出演だそうです。
 

(客席:I−16、全席自由:無料)