新潟市民吹奏楽団 第76回定期演奏会
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2008年11月9日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:竹内公一
司会:近藤京子
 
第1部 
メンケン/星出尚志・編: ホール・ニュー・ワールド
山下康介/杉本幸一・編: 瞳 〜メインテーマ〜
吉俣 良/高木登古・編: 篤姫 〜メインテーマ
本澤なおゆき: SHIGURE
新潟ブラスレッスン(NBL)受講生による演奏
   水口 透: 「GoGoブラス!」より
   加藤政広: マーチングパワー
        
(休憩15分)

第2部
タケカワユキヒデ/樽屋雅徳・編: 銀河鉄道999
横内章次・編: ジャパニーズ・グラフィティ 〜GSコレクション〜
久石 譲/三浦秀秋・編: 崖の上のポニョ 
            〜フジモトのテーマ〜崖の上のポニョ〜
桑田佳祐/高山直也・編: TSUNAMI
ラモリ/本澤なおゆき・編: YOUNG MAN −YMCA−

(アンコール)  
キン肉マン Go Fight
小さな世界 
        

 
 

 晩秋から初冬へと季節の変化を感じるこの頃です。白山公園の木々の紅葉も色濃くなり、落ち葉が地面を覆っています。今日はに引き続いて新潟市民吹奏楽団の定期公演に出かけました。ホールに着くとすでに開場待ちの行列ができていました。当日券を買い、行列に並んでCブロックに席を取りました。客の入りは良かったようです。

 いつものように、近藤京子さんの司会で演奏が進められました。今回はすべてポップス調の曲ばかりで、短い曲のオンパレードでした。いつもなら前半に聴き応えのある重厚な曲を配して、芸術的な演奏の試みもあるのですが、今回はそのような曲はありません。団員が指導しているNBLの小学生の演奏が花を添えましたが、プログラム全体としては物足りなく感じました。後半はミラーボールも登場してさらにくだけた演奏となりました。アンコールにNBLの皆さんの合唱を加えて演奏した「小さな世界」は良かったです。

 まあ、娯楽としてのコンサートならこれで良いのでしょうが、定期演奏会と銘打つなら、芸術的側面を聴かせるプログラムも交えるべきかと感じました。楽しくはありましたが、終わってみれば心に何も残っていないと言わざるを得ません。春はコンクールに向けて課題曲を演奏し、かなり頑張っていたようですが、秋はリラックスという趣旨でしょうか。
 NBLの皆さんの熱演は良かったです。たった7回の練習であれだけできればたいしたものです。あと、もうひとつ気になったこと。司会者の話が冗長で、足音がうるさかったです。

 外に出ると薄暗く、寒さが身に染みます。雨もぱらつき出しました。太陽が恋しいなあ・・。
 

(客席:2階C7-12、全席自由、当日券:1000円)