東京交響楽団 第36回新潟定期演奏会
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2006年5月28日  新潟市民芸術文化会館コンサートホール
 
指揮:ドミトリー・キタエンコ
ヴァイオリン:川久保賜紀
 
〜ショスタコーヴィチ生誕100年〜

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77

(休憩20分)

ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 作品60「レニングラード」

 
 
 
 

 実は今シーズンの東響新潟定期で最も楽しみにしていた公演です。ショスタコーヴィチの7番(通の人はタコ7と言うそうな)なんて新潟じゃ決して聴けない曲です。今回を逃したらいつ聴けるかわかりません。
 この曲の第1楽章はシュワちゃんのテレビCMで有名になって、思わず「チーチーン、プイプイ」と口ずさんでしまいます。オーケストラの大音響を好む私ですので、このような大編成のオケを必用とする曲は楽しみです。ちなみにゲルギエフのCDを愛聴していますが、それはキーロフとロッテルダム・フィルの合同演奏という驚愕もの。今日の東響はいかなる演奏を披露してくれるやら、と胸は高鳴ります。

 朝からの雨が止み、曇り空の下りゅーとぴあへと赴きました。今日は劇場もスタジオもいろんな公演があって大にぎわい。ホールはいつものように8割ほどの入りでしょうか。開演直前までコントラバスが音出しをしていました。

 前半はヴァイオリン協奏曲。拍手の中楽員入場。コンミスの大谷さんはノースリーブでチャーミングです。ヴァイオリンの川久保さんは濃紺のドレス。川久保さんといえば2002年のチャイコフスキー・コンクールで最高位となって注目され、私は2002年12月に東京フィルとの共演でスペイン交響曲を聴いています。そのときは力みすぎたように感じましたが、今日はいかに。
 静かで神秘的な第1楽章から賑やかな第2楽章へ。緊張感漂う演奏。ヴァイオリンは力強く、大編成のオケと堂々と渡り合います。第3楽章終末の長大なカデンツァは圧巻でした。そして第4楽章。40分以上の長い曲ですが、緊張感がとぎれることなく、曲をよく知らない不勉強な私をも楽しませてくれました。ブラボーの声の中カーテンコールが続きました。

 後半はショスタコーヴィチ。ステージからあふれんばかりの大編成のオケは音量的にも視覚的にも圧倒されます。演奏は・・・。
 といきたいところですが、どうしても外せない用ができて、残念ながら本日は前半のみで退席しなければなりませんでした。楽しみにしていたタコ7でしたが、それ以上に重要な用事でしたので仕方ありません。きっといつの日か聴く機会はあろうと思います。

 

(客席:2階Cブロック5-35)