東京交響楽団 第6回新潟定期演奏会
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2000年4月1日 新潟市民芸術文化会館コンサートホール
 
指揮:ダニエル・オーレン
ヴァイオリン:コー・ガブリエル・カメダ
 
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 (Vn:コー・ガブリエル・カメダ)

(アンコール) 
ピアソラ:オブリヴィオン
パガニーニ:カプリース第24番

(休憩20分)

マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」


 
 
 
 4月になり、ようやく春めいてきました。陽気に誘われ、海岸沿いを車を走らせました。途中寺泊でサザエの串焼きを食べ、アイスクリームを食べながら運転していると、腹がキリキリ痛み出しました。食い合わせが悪かったかな。会場に着くなりトイレに駆け込みました。しばし個室で休憩し座席に着きました。今日は早朝から仕事の呼び出しを受けるし、ついていません。

 さて1曲目、カメダがさっそうと登場。ジャニーズ系のアイドルっぽい容姿。女性ファンが多いのもうなづけます。オールバックのヘアスタイルがかっこいいです。双眼鏡でのぞいていたら、視線があって、にやりとされました。と個人的には思っています。
 演奏は少しあっさりした醒めたような演奏です。さすが現代っ子という感じ。ムード音楽にならずに済んだのは良かったのですが、もうちょっとロマンチックでも良かったかな。
 熱狂的拍手に答え、アンコール。ピアソラは東響の弦楽の伴奏もすばらしく、個人的には一番楽しめました。パガニーニでは、超絶技巧を披露。大したものです。前半で結構満足できました。

 後半はマーラーの巨人。この曲を新潟で聴くのは、3年前のデュトワ/フランス国立管以来です。オーレンのエネルギッシュな指揮ぶりに感銘いました。飛び跳ねたり足踏みしたり。オケも頑張ってくれましたが、今一歩ついていけなかった様子です。もうちょっと音量が欲しかったなあ・・。
 金管の炸裂を期待しましたが不発。メンデルスゾーン、ピアソラできれいなアンサンブルを聴かせた弦楽もちょっと濁り気味。オーレンの指揮にそのまま応じていたらすごい演奏になっていたんだろうなあ・・。とはいえ、まずまず盛り上がった演奏でした。この指揮者が好きになってしまいました。