東京交響楽団 第3回新潟定期演奏会
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1999年7月18日  新潟市民芸術文化会館コンサートホール
 
指揮:ユベール・スダーン
ソプラノ:佐藤しのぶ、メゾ・ソプラノ:坂本 朱、テノール:福井 敬、バリトン:大島幾雄
合唱:新潟東響コーラス(合唱指揮:時任康文)
 

 
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調「プラハ」K.504

(休憩)

モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626


 

 
 
 佐藤しのぶさんの出演ということもあり、今シーズンの東響新潟定期の一番の目玉であり、入場券は早々に完売という人気公演となりました。
 また、指揮者のユベール・スダーンはザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団の主席指揮者であり、いわばモーツァルトのスペシャリストです。ということで期待を持たせる演奏会でした。

 例によって夕方5時の開演。4時半頃に会場に行くとすでに開場していました。定期会員なのでいつも同じ席。前後左右の人も同じ顔ぶれ。自分席が決まっているというのはいいなあ。

 さて前半はモーツァルトの交響曲「プラハ」。あまり好きな曲でもないので、ちょっと退屈しながら聴きました。でもスダーンのメリハリの利いた指揮ぶりは良かったかな。

 休憩のあと後半はお目当てのレクイエム。ステージ上オケの後ろに合唱団が陣取ります。中央にテノールとバス、左にソプラノ、右アルトという配置です。その中央男性陣の前に独唱者4人が配置。
 演奏は、独唱陣のきれいな4重唱がすばらしかったですが、地元新潟東響コーラスが大活躍。元気いっぱいきれいなハーモニーを聴かせてくれました。独唱陣を圧倒し、明らかにオケに勝っていました。
 オケは伴奏に徹していました。この曲は合唱曲なんだとあらためて実感いました。でも、この曲はレクイエムなんだよなあ。宗教的な臭いがしないよなあ。私が一番好きなラクリモサがさらりと終わってしまいました。
 私の勝手な思い込みかもしれないですけれど、もうちょっと感情移入してくれてもよかったように思いました。佐藤しのぶ目当ての人も多かったようですが、活躍の場が少なくて残念だったかもいれません。カーテンコールでは一番輝いていました。

 ともあれ、公演は大成功。ブラボーの嵐でした。レクイエムなのに、すぐにブラボーというのも興ざめですが、それだけの演奏だったということです。新潟東響コーラスの今後の活躍をますます期待させる公演でした。次の演目はなんでしょうか。