何のために大地を耕すか。
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そう問われたとき、なんと答えるか。ふと考えてしまいました。
どうなのかなー...。私の場合「そこに大地があるから」と答えるような気がします。
昨年は草を刈っても刈っても、すぐに草に覆われる大地だったのですがなんとかハーブや野菜
達が主張をはじめ大地も自分色に染まってきました。
人力だけによる不耕起栽培、学生時代のように身が引きしまってきたような気もします。
まるで真っ白のキャンバスに色々な色の絵の具で書き込んでいるようでもあります。
ただここはハーバルおじさんの畑、ハーブもあれば野菜もあるしもちろん雑草も生えているという本当の混植畑ですのできれいなガーデンをくれぐれも想像されないように...。
早朝畑に行くと、まず鳥が畑で仕事をしています。(虫を食べているんですよ)
そしてとかげやカエル、クモもいます。
もちろん大地の中での働き者ミミズ君も。あとせっかく芽が生え揃った苗床を荒らしてくれるモ
グラ、夜にじーっと静けさの中に心の静寂をくれるオケラ君などなど。
そんなことを書いていると一体どんなところなんだとなってしましますね。
何のことはないそこはハーバルおじさんのちいさなオーガニック畑なのです。
何のために大地を耕し、そしてどこへ向かっていくのか。
ただ畑仕事の合い間の、ボーっと空を見上げるひとときが好きだからそれだけという単純な気
もします。
何のために生まれて、そしてどこへ向かおうとしているのか。
その意味をつかんだと思えば、新たなもやが...。その都度時は流れ、そして。
一生つかむと事の出来ない命題の様な気がします。