11月も半ばに入り 私たちのところでも冬の気配をひしひしと感じるようになってました。重くのしかかる冬を感じる人はどれだけいるのでしょうか。明け方畑に行くと、いわゆる害虫といわれるよとう虫などが寒さにやられ生涯を閉じていました。
うまく白菜などの巻きの中に入った彼らは鍋物の時期になるまで中で暴れまくります。しかし、それも自然の営み収穫量は確かに減るがこれはこれでいいのではないかと思うのです。
害虫もあくまで野菜にとってで、自然界の中では草食の小動物。
自然界の中では大切な存在なのでしょう。「自然の中で出来上がったハーブ、野菜はそれぞれの個性を出しなんとうまいものか!」
もし害虫を全滅させようとすれば、適時農薬を散布しなければいけないでしょう。そうすると自然系も破壊されてしまいます。私はそんな勇気は持ち合わせていません。
生産システムの中で収益を上げるためには必要なことなのかもしれませんが.....。またある方は食べる人が虫食い穴のないきれいな作物しか欲しがらないのだからしょうがないと。
MTBで農道を走ると時々薬剤の香りが漂ってきます。
先日テレビでスーパー病原菌という抗生物質ではきかない菌のことを解説していました。人間がそれを破壊するものを作り上げるとさらに菌はそれを上回る強力なものとして登場してくる。 当然の自然の営み。攻撃して破壊しようとすれば、さらにパワーを増すのは当然のことだと思います。
これも素人の考えるあさはかな発想であるのであるかもしれませんが、基本は変わらないと思います。
害虫と言われるものたちも、農薬に対して適応するようになっているようです。結局すべて最終的には大自然のなかにゆだねるしかないのであると思うのです。おそらく食をファション感覚にとらえている間は、農薬の散布はなくならないでしょう。
旬のものを旬の時期に食べるそれが一番の幸せでないでしょうか。 プチトマトも自然環境そのままで育てると先のとがった細長い実になります。元の姿を思い出し原種に近づくようです。。この実の味は格別。
自然の胎動を感じたくてはじめたこの生活。この流れは変わらない。
そういっている間にも人生という時は過ぎて行きます。