『桜』進水式(1998/3/15)

 百間川通信へ

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 関係者が見守る中、お祓いが行われる。艇名にはまだ布がかけられている
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 お酒をかける前田チーフ
 新艇『桜』

女子部チーフ 前田

 3月15日、女子部念願のトップコックス艇「桜」がやってきました。

 どんなにこの日を待ち焦がれた事かわかりません。真っ白なボディーに赤のライン、そして桜の文字と絵が入った艇は私たちの理想どうりでした。五枚の花びらは、五人で一つとなり美しく花を咲かせようと描いてもらいました。

 そして、艇名「桜」は、24個の候補の中から投票で決めました。桜というと、今誇らしげに豪快に咲いている桜の花を思い起こされると思います。桜は春が終わると花が散ってしまいます。
 しかし、花が散っても桜の木は頑張っています。花が散ると力強く葉をつけ、冬には枯れてしまったとも見えますが、また春がくると散ることを恐れず美しく花を咲かせます。

 この姿はまるで、夏のたった数分のレースで勝利をあげ、最高に輝くために、冬の寒い日も、春の風の強い日も毎日毎日努力を続ける私たちのようです。
 後楽園や、桜橋のあたりで毎日私たちを守っていてくれる桜のようにどっしりと根をはり、力強くいたい。そして、その花のように美しく輝きたい。そう願いを込めて桜の名を付けました。

 この艇の購入に長い間御尽力いただいた学生部の方々、大森部長をはじめ様々な働きかけをしてくださった先輩方、有り難うございました。この感謝の気持ちを忘れず、大切に使わせてもらいます。そして、この艇でたくさんの戦績と思い出を残していきたいです。
 岡山に『桜』あり、といわれるように全国で桜の名を轟かす事ができるよう、さらに努力していきます。今後とも御支援・御指導の程宜しくお願い申し上げます。

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 前田チーフと藤原監督。
 艇の桜の文字と花びらに注目
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 よろこびびいっぱいの女子部員。
 左は学生コーチの八木君