痔瘻治療ドキュメント
in C.P.C
Chapter-7 手術後2日目

6:00
 起床。痛みは感じない。今朝は排便があると思うので坐浴を行い患部をあたためる。
6:50
 昨晩飲んだ下剤が効いて、 便意を感じてトイレへ。覚悟して便座へ座る。通常より直腸から肛門にかけての便の存在と動きをリアルに感じる。痛みに対する恐怖感から、出したい気分と出したくない気分が複雑に入り混ざり合っている中を一瞬の隙をついて一機におりてきた。便が緩下剤の効果で柔らかいことや、量が少ない?こともあって痛みはほとんど感じない。坐浴の効果かな。排便後にヒリヒリする程度である。便器をのぞくと、やはり大きさは通常よりかなり小さめでした。これは力士にたとえるならば、幕下の力士かな。以後、十両、幕内、三役、横綱としだいに強者が登場してくるかもしれない。食事の内容が今朝から通常食に変わるので、手術後の最初の排便がスムーズに出来たからといって安心はできない。
8:00
 朝食です。今日から通常の食事です。ご飯、白菜とたらこの和え物、納豆、海苔、わかめの味噌汁。朝食がおいしい。おかわりしたいぐらいだ。健康的になっている感じがとてもする。
8:50
 排便後のヒリヒリ感が続くので坐浴をする。
10:00
 診察のため肛門科の診察室へ。奥田先生に診察していただいて「大丈夫ですよ。私は何もすることはありません。明日、退院できますよ」と退院の許可がいただけた。感謝感激です。「坐浴は続けてください。排便後はお尻を清潔にしてください」と奥田先生。
12:40
 昼食は手術後はじめての洋食です。ミートソースのパスタ、ポテトサラダ、野菜スープ、巨峰、以上。
13:00
 昼食の器をさげにきてくれた看護婦さんに、明日退院の許可がおりましたと話をしたら
「えっー、うそぉ、ほんとにぃ、まだ手術をして2日しか経ってないのに、どうしてぇ?診療計画書では1週間の入院になっているのにぃ」
と驚いていました。あとで退院後のオリエンテーションの説明があるそうです。
16:40
 手術のときに付き添ってくれた看護婦さんから、退院後のオリエンテーションを受けました。必ず2週間以内に奥田先生に手術後の経過を診てもらうこと、退院後の日常生活や傷の治りかた、薬のこと、異常な出血や発熱等が起きた場合の受診など、丁寧に説明してくれました。
「出血は退院後もしばらく続くので生理用のナプキンを使うといいですよ(笑)」
とも。看護婦さんと話をしている最中、突然病院の入退院事務室のひとから請求書を手渡されたので思わず病院内のキャッシュディスペンサーの設置場所と近くのコンビニの場所を訊いてしまった。明日の昼食は食べていってもいいそうです。ラッキー。
18:20
 最後の夕食です。ご飯、焼き鮭、キノコと玉子豆腐、ごぼう煮、野沢菜。