痔瘻治療ドキュメント in C.P.C |
Chapter-8 | 手術後3日目 退院日 | |||||||||||||||||||
6:00 十分な睡眠で自然に目覚めるが、患部に少し痛みと腫れを感じる。 6:10 早々に坐浴を開始。効果抜群である。痛みはしだいにひいてくれます。 6:30 坐浴を終えて、しばらくしていると自然に便意を感じました。手術後2度目の便通がやってきました。起床時に少し痛みを感じていたのと昨日の便通があまりにもスムーズだっただけに、便座に腰掛けたものの恐怖と不安のアメアラレ。やはり直腸から肛門にかけて敏感になって、ほんの僅かな動きも察知できる。痛いのか、痛くないのか便通後の状況を予測している隙にスルリと通過していった。排便直後の痛みは感じないが、ポタッと出血あり。しばらくじっとしていると、しだいに痛み始めるが、苦痛ではない。昨日より大きな便であるが緩下剤が効いているので柔らかい。 6:40 排便後 、坐浴を開始。個人差はあると思いますが、手術後のケアにとって坐浴は優れた療法であるといえます。排便は最初も、2回目も苦痛もなくスムーズに出来ました。痛みを感じても坐浴を行うとその痛みを緩和してくれます。先生も看護婦さんも言います。 「 ざ、よ、く、しよう 」 7:10 看護婦さんが様子を診にきてくれて、今日は退院日だけど昼食まで無理をしないように部屋でのんびりしてくださいと声をかけてくれました。うれしい限りである。 8:00 退院日の朝食です。ご飯(かつお風味のふりかけ付き)、キノコ入りのニラ玉子、ちくわの煮物、わかめの味噌汁、牛乳。食欲があり食事がおいしい。入院してここ数日間で体質改善がされているのだろう。 10:00 退院前の診察です。患部が少し腫れている感じがするので不安です。「 腫れがありますが大丈夫です。この腫れは問題ないので退院してもいいですよ。腫れも少しづつひきます。出血も続きますが大丈夫です」と診察され、ひと安心だ。入浴をよくするようにと言われたので病室にもどりさっそく入浴。少し長めにつかる。 12:40 最後の献立は、ご飯、とろろいも、法蓮草のおひたし、つみれの焼き物、お吸い物、オレンジ、以上6品。 13:20 入院治療費の精算を済ませてナースステーションにて退院の挨拶。看護婦さんが最後に、入院中に服用していた7日分の薬は退院後も必ず服用し全て飲みきることと、追加の処方箋は出ていないので、退院後は手術担当医である奥田先生の診察を受けて、診察時の判断で処方箋を出してもらうことを説明して、見送ってくれました。奥田先生、看護婦のみなさん、短い間ですけれど大変お世話になりました。感謝。 ここで手術入院にかかる費用(自分の場合)を確認してみる。病院から出された診察料請求書兼領収書の内訳は、入院期間は5日間。4泊5日ではあるが5日分で、午後入院しても午前中に退院しても1日である。
医療費合計より、加入保険の負担率に応じて、以下算定すると
注)平成16年1月15日より、T字帯は使用中止。ガーゼ油紙、絆創膏等は病院支給となりました。 13:40 帰宅 病院から帰宅後の経過は、今朝の排便後からの若干の痛みと患部の腫れた感じはあるものの、それ以外はなんの問題もない。 | |||||||||||||||||||||