痔瘻治療ドキュメント
in C.P.C
Chapter-6 手術後1日目

6:30
 目が覚めると全く痛みを感じていないのでほっとする。
7:00
 検診です。肛門科の先生の診察まで排便をできるだけしないようにと。 便意がでたらナースステーションに知らせて欲しいとのこと。
8:10
 朝食の献立は、お粥(たらこ風味のふりかけ付き)、蒲鉾と大根おろし、法蓮草のおひたし かき玉子の味噌汁、牛乳。
9:30
 手術後の診察の呼び出しを受けて、7階の肛門科の病棟診察室へ。大勢の入院患者がいて、痔疾患の人がいかに多いことか。経過は良好です。排便も通常にするようにと診断され、入浴も許可がでました。T字帯もはずして下着着用もOK。ひと安心です。止血用の綿がここで抜かれるために以後は、傷口から出血する血液等で下着をよごさぬように一日に数回、ガーゼと油紙をあてがい絆創膏で動かぬように固定します。自作のナプキンです。
10:00
 入浴の許可もでたのでお風呂に入ります。以後、日に数回の坐浴も始める。下半身浴です。患部周辺の血行がよくなり手術後のケアにとても良いそうです。
12:40
昼食です。献立は、お粥、クリームシチュー、ちくわときゅうりの和え物、なすの漬けもの、グレープフルーツ、以上。
14:00
 朝食、昼食と済んでいるのに今日はまだ便通がありません。「手術後初の排便」という最大の儀式が、まだ済んでいません。朝、診察があるので我慢をしてしまったからかな。
17:20
 夜間担当の看護婦さんが来室。午後9時までに便通がなかったら、必ず下剤を飲むようにと。便を強制排泄させて、痔の要因になる便秘にさせないためと、便を腸内に留めて硬い状態にさせないように排泄するためだそうだ。納得です。
18:20
 夕食です。献立は、お粥、白身魚のあんかけ、法蓮草のおひたし、油揚げ入りの味噌汁さつまいもの甘煮、以上。タイムリミットの9時まで2時間あまりになり、本日の便通は絶望的になる。
20:45
 やはり本日の排便はタイムリミット。儀式は明朝に持ち越されました。看護婦さんがみえて、21時になったら下剤(プレゼニド12mg)を3錠、必ず飲むように再度指示がでました。
21:00
 下剤を飲む。