Colo Proctology Center (大腸肛門病センター)
を略してC.P.C.
事の始まりは、1960年。前センター長の隅越幸男先生が、時の院長から、「新宿区は3つの医学部付属病院と、国立病院、都立病院などがひしめき合う激戦区だから、何か特徴のある診療科を立ち上げて、生き残りを図る必要がある」といわれ、『おしりから血の出る病気を集めてはどうか』と思いついた。
『おしりから血の出る』というと、大腸と肛門の病気が主体となるが、現在でも病院の診療科目として認められているのは、胃腸科、肛門科などで、もっとも適していると思われる『大腸肛門科』というのは認められていない。そこで、苦肉の策として『大腸肛門病センター』という組織を病院内に併設し、病院の診療科目には『肛門科』の標榜しかないが、院内の案内や学会活動の所属名などに「大腸肛門病センター」の名を用いる事となり現在に至っている。
以前、Dr.OKの先輩に当たる〇本先生が、病院を作って開業する時に、何とかして大腸肛門科の標榜を認めようと交渉したがかなわず、最後には、
「俺は、今日から『〇本大腸』という名に改名して、病院名は『〇本大腸・肛門科』だ。」
と主張していたのも、今から思えば笑い話(⌒ー⌒) |