場所:木曜の午前Dr.OKの外来診察室 登場人物:大阪からの患者さん&Dr.OK せんせー(アクセントの違いに注目)、毎日毎日、いぼ痔押し込むの、うっとおしゅうてかなわんのですわー 脱肛を治そうとおもったら、入院していただいて手術しかないんですが、、、 この際、すっぱりと切っておくんなはれ。ところで治療費おいくらでっか? えっ、えーと確か25万円くらいかなー そんなぎょーさん払わなあかんのでっか いえいえ、健康保険を使って自己負担は2割ですかねー こんなやりとりのあとDr.OKは考えた。 医療費って、ほとんどおまかせ状態だよね。「もうちょっとまかりませんか」と言われたこともないし、医者自体もいくらかかるのか、あまり考えていないし、、 そうだ医事科のウエマツさんに聞いてみよう。 あのー、脱肛の手術で入院すると、どのくらいかかりますか? そうですね、5万円前後ですか。 と言って、見せてもらったのが診療報酬明細書(通称レセ)。そこには、入院患者さんが受けた医療行為、投薬などが細々と記載してある。 社会保険中央総合病院のような保険診療の医療機関は、手術や診察などの値段は診療報酬点数表という分厚い本に書いてあるし、薬もすべて値段が決まっているのです。そのうちの一部を自己負担分として支払うわけです。(社会保険本人は2割負担。社会保険家族と国民健康保険本人および家族は3割負担) それじゃあ『定価販売』のようなもので、どの病院にかかっても同じ値段なのかというと、そういうわけではありません。 たとえば、肛門の外側に大豆大くらいの痔が腫れて痛む患者さんが受診したとしましょう。
医師の判断一つで、こんなにも費用が違います。 どれをとっても、決して間違いというわけではありませんが、サービスを受ける側に全く費用に対する情報が無ければ「値段の書いてない寿司屋で、適当に握ってくれ」と言うくらい覚悟がいります。 そこで、現代の医療費問題に鋭いメスをいれた(ありふれた表現ですまんすまん(^^;))今回のテーマは題して |
い ぼ ぢ な お し て |
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入院手術編 |
注意:お支払い額は診療報酬点数表をもとにした、社会保険中央総合病院での治療費の一例または概算です。 |