荒川式肛門鏡
私たちがこよなく愛する、二枚貝式の肛門鏡です。
閉じた形(左)で肛門に挿入した後、柄の部分を摘むと二枚貝が開くような形(右)に広がり、その隙間から素早く観察します。
この肛門鏡は脱肛する痔核を観察でき非常に便利です。

直腸鏡(ロマノスコープ)
「直腸癌が心配なんですが」
40歳を過ぎたら、そろそろ癌やポリープが心配になります。指で行う診察ではせいぜい7cm(私の指は8.5cm)です。これより奥を簡単に診察するのに活躍するのが、直腸鏡(ロマノスコープ)です。膝胸位に構えて。筒を肛門より挿入し、約20cmまで観察します。これより奥は、注腸透視検査や内視鏡検査の登場となります。

これで、ヴァーチャル診察室は終わりです。参考になりましたでしょうか。