☆北千里高等学校同窓会第17回総会報告☆



5月25日(日)、大阪府立北千里高等学校同窓会の第17回総会が盛大に開かれた。しかし、この総会の開催を公式的に知らされていたのは、今年卒業したばかりの17期生、そして運良く昨年の総会に参加できた20名ほどの卒業生、そして同窓会の役員の人たちだけらしい。なぜなら昨年の同窓会の会場にて『今後は通信費もかかるので、毎年5月の第4日曜に開催し、いちいち連絡はしない』という発表が役員の方からあったのだ。もしかしたら、昨年の総会案内の葉書にその旨も記されていたかもしれないが、実際参加した報告者でさえ、会場で聞いた記憶しかないので、多分記されていたとしても、1ポイント位の字で見えなかったか、ミカンの汁か何かで印刷されていて、あぶり出しでないと読めなかったのだろう。さて、そんな具合だったので、ほんとにあるのかどうかも定かでなかったが、1週間前からの連絡で、6名を集め、参加した。昨年は更紙に手書きの案内板だったが、今年は黒板にチョークで書いてあった。(右)
今年は昨年のように、バレーボールの試合もやってなかったので、校内は静けさに包まれていた。かろうじて会場の食堂のすぐ近くまで来て、人の話し声が聞こえてきたので、何かやってるということだけは分かった。参加者の名簿を見ると、そのほとんどが17期生であり、上は6期生、下が13期生という我々の存在は妙に浮いていた。17期生には卒業時に周知してあったのか、30名ほどの参加者があったようで、全員で400名位だろうから、まずまず優秀な参加率といえる。しかし、16期生以上は役員をのぞくと10名もおらず、8500人くらいいる同窓生の0.1%しか参加してなかったことになる。お楽しみの食事の前に、若干の説明があったが、その中で『同窓会費の中から50万円を、20周年の記念事業に寄付する』ということに関して、参加者に了解を求められた。会則では議決は出席会員の過半数をもって決することになっているが、ここでは、拍手による了解を求めただけで、議決を取るという行為には感じられなかった。この50万円という金額がどのようにでたのか何の説明もなかったし、別に出すなというのではなく、必要ならば議決にかけて、100万でも200万でも出せばいいのだ。これではまるで住専の処理に国庫金の支出を決めたときの政府のようである。その後、校長先生が変わったということで、新校長の挨拶があった。山田高校から転任されて来たと仰ってたが、官僚みたいな雰囲気の先生である。

食事の方は昨年の教訓もあってか、少な目に用意してあったようだ、ビールはかなり余っていて、24本入りのが3箱用意されていたが、法的に飲酒が認められていない17期生がほとんどということもあって、1箱と少ししか開かなかった。残りがどうなったのか興味があるところだ。写真が約6人分で、昼御飯としては適当な量だった。参加者の一人は「これだけ食べて、ただやったら毎年出てもええな」と感心していた。さらに嬉しいことに、食堂のアイスクリームをいくつ食べても費用は同窓会持ちというサービスも飛び出し、来年以降もこれが続けられるなら、アイスクリーム好きにとっては願ってもないチャンスとなるだろう。ただ、当日天気が今一つで肌寒かったので、一人一個を食べるのが精一杯だった。どうせなら食堂のメニューも、うどん、カレー何でも食べ放題にしてほしかった。むしろオードブルを並べるより、それを売り物にした方が、いいのではと思った。(何でも金勘定してしまうが、学校の食堂のメニューなんて、頑張っても500円分くらいしか食えないので、会の方もそれの方が助かるのでは)

宴もたけなわ、今年も恒例のビンゴゲームが始まり、豪華景品は人数50人足らずに対し、22個、かなりの高確率。なぜか、参加していた先生方はよく当てていたが、報告者が当てたのは、左の目覚まし時計。A.I嬢は「え〜っ、MDウォークマンやないの」とがっかりしていた。N.I嬢はボイスメモのキーホルダー(音質超悪し)を当てた。テレホンカードが最後まで残ってたようだが。最高景品はだれもが欲しがる物にしないとね。せめてPHSとか...。(ちなみに、ちょっと前にあった、ライバル(うそつけ!)千里高校の同窓会ではビンゴの最高景品はミスチルとスピッツのサイン入りCDだったらしい。)

ビンゴで最高潮を迎え、第17回総会はめでたく閉会した。今年は残った物を持って帰ることに、昨年のような『平等に』とかいう声もなく、自由に持ってかえって下さいと司会の人が言ってた。右の写真は当日の参加者。これに撮影者が+1名の計6名であった。そういえば、会場ではプロ仕様のビデオカメラが回っていて、照明もきちっととっていたが、何に使うんだろうか?

今年は、北千里高校ができて20周年であり、秋には記念行事も予定されている。当日撮影した、学校の写真を見ると、校舎がずいぶん汚れてきたと感じると共に、校木でもあるメタセコイアがずいぶん大きくなって、いつのまにか校舎とあまり変わらない背丈になっている。思えば、この日参加したメンバーが卒業してから、永い者で11年、短い者でも4年が過ぎている。同窓会の体質は相変わらず、自分たちが在校時に自らを嘲笑して『温泉学校』とか『北千里幼稚園』とか呼んでいたものそのままの、なれ合いの体質が続いているようだが、学校は確実に年をとり、同窓会もまた年をとっている。同窓会の20年も学校に遅れること3年でやってくるが、このあたりで、少し大人になってもいいのではと思う。(報告〜植原)


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