場所:国道290号線の出湯交差点から少し進んだ先、釜飯で有名な山茂登の手前に看板が出ているので、左折し小道を進むとこの施設がある。もともとは、2001年秋に、障害者保養施設「出湯うるおいの里」としてオープンし、全館バリアフリーが特色であった。2015年4月よりは、特定非営利活動法人あおぞらソラシードに事業譲渡され、これまで同様に運営が継続されていたが、2015年12月1日、「熊と森の湯」としてリニューアルオープンした。 料金:入館料は大人650円、3歳〜小学生300円、タオルなし。個室料金は3時間3000円。貸切風呂1時間2000円。全館貸切3万円。 浴室:左右の浴室は若干大きさが異なるが、週替わりで男女交互で使用される。浴室は広くはないが大きなガラス窓があり、明るく開放感がある。大浴槽がひとつあるのみで、シンプルである。右側の浴室の浴槽にはスロープが付けられている。洗い場は3ヶ所で、ボディソープ、リンスインシャンプー完備。浴室からは塀に遮られて景色は見えないが、塀越しに五頭連峰が見える。脱衣場のロッカーは鍵付きが6個と脱衣籠がある。洗面台は1つで、ドライヤーが置いてある。この浴室のほかに貸切風呂もある。 泉質:源泉名は真光寺温泉2号井、泉質はナトリウム-硫酸塩温泉。源泉温度35.0℃、湧出量80L/分、掘削自噴。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年6月23日分析)は、Li 0.4、Na 331.8、K 4.8、NH4 2.3、Mg 0.2、Ca 66.6、Sr 1.0、F 6.6、Cl 85.2、Br 0.3、SO4 688.0、HCO3 29.9、CO3 4.5、メタ珪酸 27.5、メタ硼酸 2.4 など、ガス性除く成分総計は1252mg/kgである。湯は無色透明無臭であるが、若干の塩味・薬味を感ずる。湯は加温され、循環・ろ過されており、塩素消毒されている。若干のツルスベ感があり、柔らかくて温まりの良い湯である。 コメント:館内はバリアフリー化され、車椅子仕様になっている。貸切利用も可能であり、障害をもった方々の利用には便利である。出湯温泉街から少しだけ離れており、出湯温泉とは源泉も別である。施設の特殊性から、これまで一般にはあまり知られていなかったと思われるが、「熊と森の湯」としてリニューアルされ、認知度が高まることを期待したい。出湯温泉の共同浴場は混み合って、体を洗ったり洗髪したりほとんどできないし、休憩もできないので、ゆったりしたい人はこちらの方が便利かもしれない。 *2018年10月より旅館業の免許を得て宿泊可能となったそうです。詳細はお問合せください。(2018/10/20追記) → ブログ ブログ (No.514 2016/2/6、2017/4/1定休日変更、2018/10/20追記、2020/7/12料金訂正) |
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