場所:国道7号線から案内板に従い、胎内川に沿って山側に少し進むと、胎内観音を中心に、道の駅・胎内、樽ヶ橋遊園などが集積した行楽ゾーンがある。その中に「クアハウスたいない」がある。各種浴槽が揃う水着着用のバーデゾーン、ウォータースライダー、25mプールのあるプールゾーン、トレーニングマシンのあるトレーニングゾーンなどがあるが、浴室もあり、入浴限定での利用も可能である。この浴室部分のみ紹介したい。 料金:入浴は大人520円、小学生310円、タオルなし。混雑時は入浴制限ありとの掲示あり。クアハウス利用(水着着用)は、大人1040円、小学生520円で、市民割引や回数券、会員制度あり。水着レンタル(タオルセット付)は300円、タオルセット100円、トレーニングジム利用が300円である。下足箱に靴を入れ、鍵と引き換えに受付する。 浴室:脱衣場は、プール利用と入浴利用と共通である。浴室は小さな大浴槽と水風呂(低温浴)、サウナがあるのみであり、洗い場も含めて非常に狭い。あくまで、プールに併設した浴室という位置付けであろう。段を上がった上に浴槽があるが、狭く、ゆったり感は感じられない。窓からは外が見渡せるが、絶景とは言えない。サウナの窓からはプールをのぞくことができる。洗い場には、ボディソープ、シャンプー類あり。脱衣場洗面台にはドライヤーやヘアブラシなどあり。 泉質:源泉名は新樽ヶ橋温泉。泉質はアルカリ性単純温泉。源泉温度37.6℃、PH 9.5。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成16年9月22日分析)は、Na 126.2、K 1.1、Mg 0.1、Ca 2.0、F 2.0、Cl 7.3、SO4 61.2、HCO3 178.1、CO3 30.9、メタホウ酸 0.9 などガス性除く成分総計は409.8mg/kgである。ラドン(Rn)を27.3x10-10Ci/kg(7.51マッヘ単位/kg)含み、放射能泉としての療養泉の基準には足りないが、温泉認定の基準は超えている。湯は加熱、循環ろ過、塩素消毒されている。無色透明で、カルキ臭があり、PH 9.5のアルカリ性ながら、ツルスベ感もなく、湯に特徴は感じられなかった。 コメント: かつては、現在道の駅がある場所に「胎内グランドホテル」があったが、2009年1月に閉館し、温泉利用できなくなった。「新樽ヶ橋温泉」を楽しむためには、ここを利用するしかない。館内には休憩場所があり、くつろぐこともできる。しかし、浴室だけに限れば、循環湯であり、とりたてて素晴らしい泉質とも言えず、日帰り温泉としての利用はお勧めできない。やはり水着を着て、バーデゾーン、プールを利用すべきであろう。低料金であり、行楽のついでに利用されるとよい。 →ブログ (No489 2013/8/14、2021/4/4料金訂正) |
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