場所:国道253号線、松代町池尻交差点から国道403号線に入り、奴奈川小学校の交差点から県道に折れ、渋海川沿いに進む。松之山中心部からなら、翠の湯、じょうもんの湯の道をそのまま進むと、この県道に出る。渋海川の川べりにあり、三角屋根が特徴。向かいにはウグイス色の橋があり、隣には立派な老人保健施設がある。宿泊施設(民宿と自称していた)であるが入浴利用が可能。食堂もあるが、その名は、スナック豪雪塾。日本有数の豪雪地帯を逆手に取ったネーミングが憎い。 料金:入浴は400円、タオルなし。 浴室:檜の浴槽で壁も天井も木であり、落ち着いた雰囲気である。小さな石造りの露天風呂もある。内風呂は大きなガラス窓で開放的だが、見えるのは隣の家。露天風呂も隣の民家から丸見えであり、景色を楽しむどころではない。洗い場にはボディソープ、シャンプーあり。 泉質:源泉名は湯田温泉。源泉温度25℃、PH8.8。湧出量は毎分26.1L。泉質は「アルカリ質」とだけ記載。成分も不明。蒸発残留物が1453mg/kgあるので、単純泉ではなさそうだ。わずかに淡黄色で透明であるが、硫黄臭があり、硫黄味、かすかな塩味がする。白い糸状の湯花が浮遊している。加熱循環されているが、非加熱の源泉もそのまま注がれており、飲泉できる。なかなかいい味である。 コメント:加熱ではあるが、源泉も注がれ、湯の新鮮度としては優れている。肌に優しい湯であり、強烈で個性的な松之山の湯とは全く違った良さがある。入浴に限ればお勧めできる施設であろう。 (No.228 2001/10/14) |
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