場所:燕温泉街奥から山道を歩く。崖を削った小道で下は谷。途中、滝が見えたりして、ちょうどいい散歩コースである。坂は急でないので、距離的には黄金の湯よりは遠いものの疲れない。数分歩くと妙仙橋というつり橋があり、橋を渡った先を橋の下をくぐって河原に下りて行き、渓流沿いに少し歩くと露天風呂がある。ちょっと道が悪いので、滑らないよう注意しよう。 料金:無料。もちろんタオルなし。 浴室:岩造りの露天風呂のみ。底も岩でデコボコしているので注意しよう。浴槽に下りる木の階段があるが、ガタガタして危険。脱衣場は男女別にあるが、申し訳程度の小屋で、風呂は完全な混浴である。風呂のすぐ横には川が流れまさに河原の湯である。洗い場はない。 泉質:湯は白濁し、ミルクのようである。白い湯花が浮遊している。湯は体感温度で40℃くらいでちょうど良い。かすかな硫化水素臭があり、若干の硫黄味がする。肌に柔らかないい湯である。この湯は近くの溶岩の割れ目から湧出しているという。上杉謙信も隠れ湯にしていたとも言われる。 コメント:まさに大自然の中。ゆったり気分、開放感はこの上ない。マイナスイオンが満ちあふれる環境は森林浴としても最高である。入浴時はちょうど若い女性が男性に混じって入浴中。湯は白濁しているので体は見えない。早く上がらないかと待っていたが、上がる様子はない。じっと待っている自分が恥ずかしくなり、先に退散した。浴槽の出入りの足元は不安定なので、局所を隠そうとしていたら危険。男は丸出しでいいが、女性は注意しましょう。でも、混浴っていいなあ。 注意:冬季は閉鎖される。 付記:河原の湯の横を流れる渓流は赤茶けている。この川の水はかなりのミネラル分を含むものと思う。 (No.217 2001/7/20) |
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