折立温泉 湯元 大鼻旅館 (魚沼市:旧湯之谷村) C  (泉質B、浴室C、設備D、眺めC)  2011年7月の水害により閉館

魚沼市湯之谷下折立 TEL:02579-5-2136 営業時間:9:00-21:00 定休日:なし
泉質:単純泉、非加熱・掛け流し
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし

場所:小出から国道352号線を大湯温泉方面に進む。奥只見シルバーラインの交差点の手前にあるのが折立温泉である。以前「ゆのたに荘」に入浴を頼んだが断られ、以後ご無沙汰していた。「さかえや」という大きな旅館もあるが、今回は湯元を名乗る大鼻旅館を訪れた。佐梨川ほとりの下がった所に旅館が隠れるようにしてある。

料金:入浴は400円、タオルなし。

浴室:大浴槽があるのみ。透明な湯が注がれ、掛け流しされている。浴槽はかなり深く、尻を底に着けると鼻まで湯に浸かってしまう。浴室のすぐ外を佐梨川が流れ、川音を聴きながらの入浴は風流である。洗い場には蛇口があるのみで、シャワーはない。蛇口からは水が出るのみで、湯は出なかった。固形石鹸とシャンプーは置いてあった。脱衣場には棚があるのみで、洗面台や鏡はない。決してきれいではないが、掃除は行き届いている。

泉質:泉質・効能の掲示はないが、単純泉とのこと。成分表はないかと主人に聞いたが、そんなものはないとの返事。非加熱の源泉をそのまま注いでいるという。湯は無色透明無味無臭、ややぬるめであり、ゆっくり入ることができる。

コメント:旅館と言うより普通の田舎の民家という感じである。訪問したときは主人が山菜干しをしていた。ひなびた感じが郷愁をさそう。決してきれいではなく、設備も劣るが、非加熱掛け流しの醍醐味はそれらの欠点を補って余りあるものがある。一般人にはお勧めしないが、温泉通はたまらないと思う。汚さ・古さも魅力に感じる風流人向きである。

(No.249 2002/4/29、2011/12/14追記)

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