桂温泉 (長岡市) A  (泉質A、浴室B、設備C、眺めC)

長岡市桂町1527 TEL: 0258-44-8480  営業時間:10:00-21:00  定休日:月曜日
泉質:単純温泉、45.6℃、掛け流し
タオル:なし サウナ:なし 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:なし

場所:中越大震災で倒壊し休業していた桂温泉が、2005年10月1日、ついに再建され再オープンした。さらに2006年6月、露天風呂が増設された。国道8号線亀貝インターを降り、県道8号線に出る。浦瀬の交差点を左折し、しばらく走ると桂小学校があるが、その先を少し進んだ左手に桂温泉がある。

料金:一般・中学生以上が600円、小学生350円、身体障害者500円、タオル300円。11枚綴りで6000円の回数券もある。大広間を利用する場合は、一般・中学生以上1100円、小学生600円、身体障害者800円。平日と夕方5時以降は、大広間利用は無料。足湯は無料。鍵付き下足箱に靴を入れ、券売機で入浴券を買い受付する。下足箱の鍵と引き換えにロッカーの鍵を受け取る。
→2023/4/1より値上げされて、大人650円になった。

浴室:大小2つの浴槽があり、大浴槽は熱め、小浴槽はぬるめに設定してある。ともに源泉は掛け流しされている。洗い場は7ヶ所。ボディソープ、シャンプー類完備。通常のカラン、シャワーのほかに、源泉の蛇口が設けられている。浴室の窓は大きく、明るく開放的である。また、2006年6月に露天風呂がオープンした。橋のような通路を渡って露天風呂に行く。畳4畳ほどの四角い浴槽で。大きな岩が配されている。回りは板塀で囲まれており景色は見えないが、開放感はある。また休憩用のベンチが置いてある。脱衣場の洗面台には無料のドライヤーがある。

泉質:源泉名は桂温泉。泉質はアルカリ性単純温泉。PH 8.5。源泉温度45.6℃、使用位置43.0℃。湧出量91L/分(掘削自噴)。主な成分(イオン濃度mg/kg)は、H 0.1未満, Na 91.7, K 1.7, NH4 0.2, Mg 0.4, Ca 4.9, Al 0.1未満, Mn 0.1未満, Fe(II) 0.1未満, Fe(III) 0.1未満, F 0.4, Cl 61.5, Br 0.2, I 0.2未満, HS 0.1未満, S2O3 0.1未満, SO4 5.9, HCO3 131.7, CO3 3.2, メタ珪酸68.4, メタ硼酸0.9, 遊離CO2 0.7, 遊離HS 0.1未満で、ガス性除く成分総計は371.1mg/kgである。(17年6月28日分析) 湯は淡黄色透明であるが、わずかに硫化水素臭、硫黄味がする。単純泉でくくるのが惜しいような肌に優しいいい湯である。かなりの泡付きがあるのは感動的である。内湯・露天風呂共に非加熱・非加水で掛け流しされている。

平成27年7月28日付の分析表では、源泉名は、桂温泉。泉質は、アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)。源泉温度 42.6℃、湧出量 79L/分(掘削自噴)、PH 8.5 。主な成分(mg/kg)は、Li 0.1>、Na 88.8、K 1.7、NH4 0.3、Mg 0.3、Ca 4.5、Sr 0.1>、Ba 0.1>、Al 0.1>、Mn 0.1>、Fe(II) 0.1>、Fe(III) 0.1>、Cu 0.1>、F 0.4、Cl 62.0、Br 0.2、I 0.2>、HS 0.1>、S 0.1>、S2O3 0.1>、HSO4 5.0>、SO4 10.3、HCO3 129.6、CO3 3.1、メタケイ酸 77.0、メタホウ酸 0.9、メタ亜ヒ酸 0.1>、遊離CO2 0.7、H2S 0.1> など、ガス性除く成分総計は379.1mg/kg。

コメント:震災に罹災後にすぐに仮設露天小屋を開設し温泉を提供し続けた努力は賞賛に値する。きれいな日帰り温泉施設として復興したのは部外者であってもうれしい。大広間の休憩が有料なのが残念であり、持ち込み自由なのは良いが、食堂がないのは不便である。(飲み物の自販機はある。)また、入浴だけの客でも簡単に休めるような休憩場所がほしい。しかし、泉質的にはすばらしく、泡付きのする新鮮な源泉が掛け流しで堪能できるのは大きな喜びである。寺宝温泉と並ぶ長岡の名湯である。

*玄関横に簡単な足湯が作られており、無料で利用できる。一見足湯らしくないので、夜間などには気付かないかも知れない。→ その後使用されておらず、現在は朽ち果てている。

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(No.360 2005/10/9、2006/6/18、7/4追記、2013/4/28営業時間訂正、2014/8/10料金訂正、2019/12/11追記・料金訂正、2021/9/5/26追記、2023/4/1料金改定)

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