長岡温泉 湯元館 (長岡市) B  (泉質A、浴室C、設備C、眺めC)

長岡市高畑町42    TEL:0258-32-2492  営業時間:14:00-20:00  定休日:12/30-1/2 営業日は要確認。
泉質:単純温泉、36.5℃、加熱・掛け流し
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし

場所:国道17号線長岡東バイパスを小千谷方面に進む。JAのカントリエレベーターのある信号(立川総合病院前)で左折。山側に進み、突き当たりを右に進むと長岡温泉がある。かつては長岡館、三九荘、湯元館の3館があったが、今は湯元館だけになった。長岡保養園という病院の隣にあり、木立に埋もれるようにひっそりとたたずんでいる。

料金:大人400円、小人200円、タオルなし。下足棚に靴を入れ入館。受付で料金を払い、右手奥の浴室に向かう。→2022/10/1より500円に値上げされた。営業日は要確認。

浴室:タイル張りの浴室中央に小判型の浴槽があり、金属製の階段が付いている。浴槽底から源泉が供給され、浴槽縁から掛け流されている。窓と反対側の壁にはタイル絵があり、レトロな雰囲気を醸し出している。洗い場には温・冷2つの蛇口があるが、シャワーはない。別にシャワーはあるが、洗い場としては不備。蛇口にも源泉が使用されているようだ。固形石鹸とシャンプーはある。窓からは庭を見ることができる。脱衣場には脱衣棚・脱衣籠があり、洗面台にはドライヤーが置いてある。

泉質:源泉名は(長岡温泉)2号井。泉質は単純温泉。源泉温度36.5℃、湧出量169L/分(動力)、PH7.8。主な成分(イオン濃度mg/kg、平成16年9月30日付)は、Na 58.2、K 15.7、NH4 0.3、Mg 2.6、Ca 7.0、Mn 0.1、Fe(II) 0.1、F 0.3、Cl 75.9、Br 0.8、SO4 2.1、HCO3 81.8、メタ珪酸 50.2、メタ硼酸 0.2、遊離CO2 3.6、などガス性除く成分総計は295.3mg/kg。また、ラドンを5.0x10-10Ci/kg(1.4マッヘ単位/kg)含む。実際の湯は無色透明無臭であるが、わずかに硫黄味・甘みを感じる。湯温は高くはないが、肌に柔らかく、温まりは良い。鮮度の高い源泉が大量掛け流しされているのは気持ち良い。

 新しい成分表では、泉質は単純温泉(低張性中性温泉)。源泉温度36.5℃。湧出量147L/分(動力)。PH 7.4。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成25年11月28日分析)は、Li 0.1>、Na 60.3、K 13.1、NH4 0.4、Mg 2.8、Ca 7.6、Sr 0.1>、Ba 0.1>、Al 0.1>、Mn 0.1>、Fe(II) 0.2、Fe(III) 0.1>、Cu 0.1>、F 0.3、Cl 79.0、Br 0.2>、I 0.2>、HS 0.1>、S 0.1>、S2O3 0.1>、HSO4 5.0>、SO4 5.0>、HCO3 80.7、CO3 0.2、メタケイ酸 136.1、メタホウ酸 0.1>、メタ亜ヒ酸 0.1>、遊離CO2 5.4、遊離H2S 0.1> など、ガス性除く成分総計は380.7mg/kg。

コメント:レトロな館内は郷愁を誘う。浴室も設備的には劣る。しかし、新鮮な源泉掛け流しを貸し切り状態で堪能できるのは、これらの不備を勘案しても大きな喜びである。長岡市の中心からほど近く、市民憩いの場の悠久山や長岡市営スキー場の南側に当たる。行楽のついでや通りすがりに汗を流すには好都合である。

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(No.398 2006/8/19、2012/3/31訂正、2019/6/8追記、2022/10/1追記)

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