竜ヶ窪温泉 竜神の館 (津南町) A  (泉質A、浴室A、設備C、眺めA)  2019年11月21日より休業→2021年4月26日営業再開 →2023年9月18日(月)をもって閉館

中魚沼郡津南町谷内 TEL:0257-65-5888 営業時間:10:00-21:00(12-2月は20:00まで) 定休日:火曜日
泉質:ナトリウム-塩化物泉、60.1℃、循環
タオル:なし サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
http://www.ryugakubo.com/

場所:国道117号線を長野へ向かって進み、新潟県の端の町が津南である。中津川の橋を渡ってすぐに、川沿いの道を上っていく。山道を上ると再び広大な平地となる。ここは日本を代表する河岸段丘である。何十〜何百メートルという断崖を形成し、まさに自然の驚異を感じる。上から見下ろすと、津南の町は段丘の谷間にあることがわかる。この段丘の上に温泉がある。名水で新潟県内では有名な竜ヶ窪という池の近くにある。木造のデザイン的に凝った建物。私には分からないが、芸術家の設計なんでしょうね。館内のインテリア、浴室のデザイン、いずれも芸術的に優れている。

料金:入館料は、大人は平日650円、土日祝日は750円、小学生350円、未就学児200円、2歳以下は無料。

浴室:竜神の湯、縄文の湯に分かれるがかなり雰囲気が異なる。いずれも大きな露天風呂がある。内湯から露天風呂に湯に浸かったまま出入りできる扉があってこれはアイデアものである。屋外にスチームサウナがあるというのも変わっている。露天風呂の開放感は最高である。洗い場にはボディソープ・シャンプー類完備。脱衣場には脱衣籠の他、鍵付きロッカーがあるが、100円必要なのは難。浴室入り口に無料の貴重品入れがあるので、それを利用するのも手である。(右の写真に写っているのは私の娘です)
付記:サウナは閉鎖された。(2014/10/1追記)

泉質:ナトリウム-塩化物泉で、源泉温度は60.1度。主な成分は、ナトリウムイオン2981mg/kg、カルシウムイオン258.5mg/kg、カリウムイオン81.1mg/kg、マグネシウムイオン23.8mg/kg、鉄イオン3.1mg/kg、塩素イオン5126mg/kg、炭酸水素イオン141mg/kg、臭素イオン15.9mg/kg、ヨウ素イオン4.3mg/kg、硫酸イオン1.3mg/kg,、メタ珪酸103.6mg/kg、メタ硼酸203.6mg/kgなどで、成分総計は8968mg/kgあり、塩分濃度はかなり濃く、塩辛い。ヨウ素、臭素もかなり含むので独特の臭気がする。この温泉は飲めませんと大きく掲示してあるが、飲んでみてもなかなかいい味である。

 2015年12月22日付の分析書によると、源泉名は、竜ヶ窪温泉。泉質は、ナトリウム-塩化物温泉(低張性中性低温泉)。源泉温度 54.6℃。湧出量 200L/分(動力揚湯)。PH 7.4。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.1、Na 2129、K 142.3、NH4 6.1、Mg 27.2、Ca 248.9、Sr 3.1、Ba 1.7、Mn 0.2、Fe(II) 0.4、F 0.3、Cl 3949、Br 19.6、I 3.7、SO4 9.6、HCO3 96.2、メタケイ酸 121.2、メタホウ酸 139.0、遊離CO2 26.5 など、ガス性除く成分総計は6897mg/kg。加熱・循環ろ過され、塩素系薬剤により消毒されている。

コメント:刺激的すぎることもなく、よく温まり、泉質は私好みで非常によい。何よりも広大な露天風呂があり快適である。思わず「ウーン・キモチイイ」とうなってしまう。泉質よりもこの開放感がたまらない。冬場は露天風呂の一部を仕切って狭くするのでご注意。それでも十分な広さである。休憩用の広間があって、セルフサービスであるが食事が可能。メニューもまずまずである。手作り豆腐が美味しい。喫茶コーナーもある。自販機いろいろ。ティーサーバー(無料)があるのは助かる。売店もあり、お土産品は充実。屋外に隣接して野菜の直売所もある。忘れていたが、屋内ゲートボール場もある。こじんまりとしているが、泉質、館内の雰囲気いずれも一級品である。山奥で行くに大変ですが、程良いドライブコースでもあり、特に強くおすすめします。


*2019年11月21日より休業中。→ ブログ
*2021年4月26日営業再開。→ブログ 
*2023年9月18日をもって閉館。 → ブログ

(No.42 1997、2014/10/1追記、2019/11/21休業、2021/4/26営業再開、2023/9/9追記)

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