桜湯温泉 さくら湯 ふすばーと (十日町市) A  (泉質A、浴室:C、設備:足湯、眺めC)

十日町市田中ロ468番地1 TEL:025-763-2111(病院) 営業時間:8:00-19:30 定休日:なし
泉質:アルカリ性単純温泉、50℃、掛け流し
タオル:なし サウナ:  露天:  石鹸:なし シャンプー:なし 休憩所:なし 食堂:なし
http://www.tiara.or.jp/~kamimura/

場所:国道117号線を南下、十日町市の南の外れ、旧中里村の市街地に上村病院がある。この病院には「健康増進施設・ゆあーず」が併設されており、温泉を利用した健康増進プログラムを受けることができる。ここには温水プールやトレーニングジムなどのほかに天然温泉を利用した内湯と露天風呂がある。温泉の湧出量は毎分220Lあり、施設の利用だけでは湯が余ることがあるため、有効利用のために、病院の玄関前に足湯が作られ、2007年10月1日から無料開放された。なお、名前の「ふすばーと」とはドイツ語で足湯という意味である。

料金:無料。タオルは「ゆあーず」売店で販売している。

浴室:屋根付きであり、大人13人が座れる木製のベンチがある。下足棚や足ふき場も用意されている。源泉は湯だめから2段で浴槽に注入されている。

泉質:源泉名は、かみむら桜湯。泉質はアルカリ性単純温泉、源泉温度50.0℃、PH 8.5、湧出量は220L/分(動力)。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成15年8月28日)は、Na 274、K 5.4、Mg 0.6、Ca 14.1、Ba 0.1、Fe(II) 0.1、F 0.7、Cl 281.4、Br 1.8、I 0.2、HS 0.1、SO4 2.1、HPO4 0.2、HCO3 266.3、CO3 11.7、メタ珪酸 34.7、メタ硼酸 2.7など、ガス性除く成分総計は896.2mg/kgである。実際の湯は淡黄色透明、微硫黄臭・アブラ臭があり、若干の塩味と硫黄味、アブラ味がある。単純温泉とはいうものの、存在感のある湯である。成分総計が規定に足りないため単純温泉となっているが、もう少し多ければナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉となる。この源泉が、非加水・非加熱・非循環・非消毒で掛け流されており、生の源泉そのままを堪能できる。

コメント:すばらしい源泉であり、足湯だけではもったいない。入浴するなら「ゆあーず」を利用する必要がある。会員制なので、立ち寄り湯はできないと思っていたが、その後入浴料金700円で利用できるとの情報を得た。営業時間は10:00〜21:00、定休日は日曜日、祝日とのことである。ちなみに、上村病院の理事長先生は新潟県内に2人しかいない温泉療法専門医のひとりでいらっしゃる。

(No.429 2007/10/23、2008/1/16追記)

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