場所:国道117号線を南下する。十日町の市街地を抜け、六日町への国道253号線交差点を過ぎ、しばらくすると塩沢への県道があるので、細道を登っていく。二ツ屋温泉を過ぎ、すれ違いも困難な細道をさらに進むとようやく塩ノ又である。この温泉は旅館が2軒あるが、手前にあるのがこの旅館である。
料金:入浴は大人300円、子供200円、タオルなし。玄関で声をかけると主人が上半身裸のまま出てきた。休憩中だったらしい。入浴を頼むと「どうぞ」と案内してくれた。玄関のすぐ左手に浴室がある。
浴室:四角い浴槽があるのみ。浴槽の内面は青いタイル張りなので、青く見えるが湯は透明である。私が浴室に入るとともに、ポンプを回してくれて、豪快に循環させてくれた。洗い場にはボディーソープ、シャンプーあり。脱衣場に洗面台はない。窓からの眺めはなかなか良い。パンフレットには、夏期のみ利用できる露天風呂がのっていたが、確認できなかった。
泉質:湯は無色透明無味無臭。効能、成分の掲示はない。主人に泉質を尋ねたら、鉱泉(硫黄泉)を沸かしているとのこと。白い湯花の浮遊があるが、硫黄の臭い、味はなく、特徴のない湯であった。
コメント:山の中で、周りには何もない。見晴館という名前の如く、見晴らしは良いが、温泉としての魅力は乏しい。名薬湯として宣伝しているが、薬湯の趣は感じられない。
*2011年3月、廃業しました。
(No.259 2002/8/6、2012/3/31追記) |