場所:国道117号線を南下する。十日町の市街地を抜け、六日町への国道253号線交差点を過ぎ、しばらくすると左手に温泉の看板が出ているので左折する。二ツ屋温泉の手前を左折し、坂道を上った先にこの温泉がある。玄関脇に温泉の効能、成分の大きな看板が掲げられている。
料金:入浴は大人300円、子供200円、タオルなし。
浴室:大理石造りの大浴槽があるのみ。ツルツルして滑りやすいのでご注意。洗い場にはボディソープ、シャンプーあり。脱衣場には洗面台がひとつのみあり、ドライヤーが置いてあった。浴室からは景色は全く見えない。
泉質:源泉名は魚沼高原温泉。泉質は単純硫黄泉。使用位置50℃とあるが、源泉温度の表示なし。(手元の資料によると源泉温度28℃、湧出量300L/分、自噴) 主な成分は、Naイオン29.3mg/kg、Caイオン11.9mg/kg、Kイオン3.5mg/kg、Mgイオン3.2mg/kg、Alイオン0.21mg/kg、Feイオン0.19mg/kg、炭酸水素イオン77.59mg/kg、Clイオン19.5mg/kg、硫酸イオン16.5mg/kg、炭酸イオン1.39mg/kg、HSイオン1.23mg/kg、メタ硼酸13.3mg/kg、メタ珪酸23.4mg/kg、合計201.24mg/kgと成分的にはかなり薄い。効能書きには、浴用のほか、飲用、吸入療法についても記載されていた。実際の湯は無色透明無味無臭で特徴はない。源泉の蛇口があって、飲泉できるようになっているが、源泉は硫黄泉の特徴を示し、しっかりと卵味がする。たっぷりと味わわせていただいた。また、脱衣場には、この源泉はラジウムイオン水であると掲示してあった。
コメント:二ツ屋温泉と源泉は同じである。石油掘削の際に湧出したものという。同じ源泉を使用するこの2軒の旅館は親戚同士だという。玄関前・駐車場からの眺めはいいのだが、浴室からは景色が見えないのが残念である。すぐ下の弁天池では2000年前の蓮が咲くということで有名らしいが、他に見るべきものはない。十日町市街から近いので、ついでにどうぞ。
(No.260 2002/8/6) |