場所:山古志村は山の中に集落が点在する新潟県を代表する山村である。それぞれの地区を行き来するにも曲がりくねった山道を行かねばならない。冬期間は大変だろうなと思わず心配してしまう。通りすがりに通る村ではなく、アクセス道路はいずれも山道なので、覚悟を決めて行く必要がある。小千谷から国道291号線で行くのが一番道が良いが、今回は長岡から出かけた。国道17号線から蓬平温泉を目標に川沿いに山を登っていく。途中蓬平温泉方面の道と分かれ、さらに登っていくと山古志村に入る。種苧原(たねすはら)地区を目指して、点在する養鯉池、棚田を横目で見ながら曲がりくねった山道を進む。ここ山古志村は小千谷と並んで錦鯉の養殖が盛んである。また、闘牛(牛の角突き)でも知られ、村内各集落に闘牛場がある。その他目立った観光地はない。今回は、実は種苧原温泉に行くつもりであったが、日曜日なのに休業の看板。そこで近くのあまやち会館に向かった。ここはスポーツ広場やキャンプ場、あまやちの池などがあり、行楽ゾーンとなっている。
さて、ここは村営のいわゆる公共の宿であり、入浴休憩も可能。大きな看板もなく、殺風景な外観であり、宿という感じがしない。小さな玄関でスリッパに履き替えて入館する。休憩は15:30までと表示されているが、16:30頃行ったが入れてくれた。ロビーには民族資料が多数展示されている。一番奥に浴室がある。
料金:入浴は、大人500円、小人300円、タオルなし。
浴室:扇形の大浴槽とサウナがある。大きな窓からは山々が見渡せる。洗い場には固形石鹸とシャンプーがある。
泉質:湯は無色無味無臭。種苧原温泉のすぐ近くなので同じかなと思ったが、ヘルストン温泉、いわゆる麦飯石の人工温泉であった。少しぬるめであったが、山々の景色を見ながらゆったりと入浴できた。
コメント:日曜日の夕方訪れたが、客は少なく、浴室は貸し切り状態。レストランもあるが、利用者は誰もいなかった。空いていてゆったりできて良かった。通りすがりに寄る場所ではないが、もし行楽や仕事で来られることがあったら、汗を流すには良い。クネクネの山道を引き返し、今度は小千谷側に下りて須坂屋でそばを食べて帰宅した。
以上の記載は、震災前の旧施設の内容です。新施設では変更になっているかも知れませんので、ご確認下さい。
2004年10月23日の中越大震災で被災・休業していましたが、2006年11月23日、営業を再開しました。
(No.142 1999/9、2008/8/30、2012/4/15一部訂正) |