りゅーとぴあの会員限定コンサートは今年度は3回行われますが、6月の「外村理紗ヴァイオリン・リサイタル」に引き続いて、今シーズンの第2弾は、新進気鋭のピアニスト・山縣美季さんのリサイタルです。
「ピティナ特級入賞&日本音楽コンクール優勝! シャネルも支援する20歳の俊英。」というキャッチコピーに期待は高まります。
2002年鎌倉市生まれの、まだ20歳の現役の音大生ですが、第89回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、第44回ピティナ・ピアノコンペティション特級入選など、書ききれないほどの華々しい受賞歴をお持ちです。残念ながら昨年のショパンコンクールでは予選通過ができませんでしたが、若手ピアニストの中では日本のトップランナーの一人といえましょう。
もちろん私は初めて聴くピアニストであり、これから花開くこと間違いなしの美しきピアニストの新潟初登場のコンサートは、是非とも聴きたいと思い、チケット発売早々に購入してしまいました。
これまでのりゅーとぴあでのピアノリサイタルといえば、ショパン続きのワンパターンでしたので、今回のプログラムは大変魅力的に感じました。
山縣さんのSNSを拝見しますと、りゅーとぴあ公演を大変楽しみにされておられ、新潟初リサイタルに向けて、練りに練ったプログラムで臨まれ、意気込みが伝わってきました。
りゅーとぴあの広報活動も盛んに行われ、本人のプロフィールや生い立ちが事細かに紹介されており、コンサートへの期待はどんどんと高まりました。
しかし、考えて見ますとコンサートは平日の夜の開催です。どうして土日にしてくれないのかと文句を言っても仕方ないのですが、チケット発売時に、平日開催ということもよく考えずに、購入ボタンをクリックしてしまったのでした。
業務多忙で、疲労も蓄積。後半だけでも聴こうかと思いましたが、コロナのリスク管理もあり、潔く断念しました。きっと繊細で透明感がある、疲れた心に染み渡るような素晴らしいピアノが、りゅーとぴあのコンサートホールに響き渡ったことでしょう。
(客席:2階C2-9、¥2000) |