第39回新潟ジャズストリート 
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2022年1月15日(土)
 
14:00 新潟市音楽文化会館 ホール

新潟ジュニアジャズオーケストラ

 Take the A Train
 Cotton Tail
 Twincle, Twincle, Little Star
 Cute
 Hay Burner
 That Warm Feeling
 The Queen Bee
 アンパンマンのマーチ
 Gonna Fly Now
 Groovin' Hard
 Sing、Sing, Sing

 Spain
 毎年冬と夏に恒例の新潟ジャズストリートです。今回も新潟市内22ヶ所で、12時から23時まで、県内外の演奏家によるライブが開催されることになりました。
 
 開催スケジュールが発表になった頃は、新型コロナ感染は小康状態でしたが、年が明けて感染者が増加し、今週になってからはオミクロン株に置き換わって、感染者数は爆発的拡大を呈しています。新潟市内も例外ではなく、連日感染者数の記録を更新し続けており、危機的状況となっています。

 このような状況下で、県外からも演奏家が集まり、狭い会場で演奏が繰り広げられる「ジャズストリ−ト」が開催できるのか心配していましたが、一部のプログラムの中止や会場変更などがありましたが、ほぼ予定通りに開催されました。関係者のご苦労も大変だったものと思います。

 感染拡大状況を鑑みて、リスク管理のため、参加は断念しようと思いましたが、狭い会場は避け、密の危険のない大きなホールで開催される公演をひとつだけ聴かせていただくことにしました。

 そこで、狙ったのは新潟ジュニアジャズオークストラです。ジュニアオーケストラ、ジュニア合唱団、ジュニア邦楽合奏団、アプリコットと、新潟市のジュニアを応援している私としましては、当然ジュニアジャズオーケストアも応援しています。結成当初から聴かせていただいていますので、今回もどうせ聴くならジュニアということで、この公演を選ばせていただきました。

 開演20分前に入場しますと、ステージ上ではリハーサルの真っ最中でした。客席後方に席をとりましたが、他者とは十分すぎるほどの距離を確保でき、密集・密接のリスクは全くなく、ホール内に感染者がいたとしても感染の危険はない状況が確保できました。

 時間となり、演奏が始まりました。小学校3年生から高校3年生までのメンバーによる演奏で、若さ溢れるものでした。技術的には問題はありましょうが、子供たちの頑張りがダイレクトに伝わってきて、ほのぼのとした感動をいただきました。
 年長者の演奏は素晴らしく、十分に聴き応えある演奏で、スイングしていました。ピアノの響きの美しさに感動したりもありました。最後の「Sing、Sing、Sing」はお見事であり、ジュニアでここまでやれればたいしたものと感服しました。

 予定のプログラムを終えてのアンコールは「スペイン」です。ここでは、音を出すのもおぼつかない超初心者の年少者にもソロに立たせ、聴く方も「頑張れ!」と応援しました。この頑張る姿に感動の涙が込み上げてきました。

 本来なら、ライブ会場をはしごしてジャズを楽しむところなのですが、エッセンシャルワーカーの身の上ですので、リスク管理のため、これ1本で終わりにすることにしました。

 各会場では熱い演奏が続いていることでしょう。最後まで無事に演奏がなされ、各会場とも静かに盛り上がることを祈りながら帰路に着きました。
 
 
 
(客席:18-13、\1000)