ピティナ・ピアノステップ トークコンサート
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2019年3月10日(日) 13:45 新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
 
ピアノ:多喜靖美
ヴァイオリン:加藤礼子
チェロ:渋谷陽子
 

〜世界の舞曲〜

グリーグ:ペールギュント op.23 より 「アニトラの踊り」 (ノルウェー)

グラナドス:スペイン舞曲集 op.37 より 「アンダルーサ」 (スペイン)

ロドリゲス:ラ・クンパルシータ (アルゼンチン)

ブラームス:ハンガリア舞曲 No.6 (ハンガリー)

熊本陵平:The Arabesque of Life (日本)

 直前まで出かける予定はなかったのですが、昼食後の1時過ぎに思い立って急遽出かけることにして、バイパスを車を進めました。江南区文化会館は、物理的距離は別にして、私の家から時間的には非常に近いホールです。車さえあれば、信号4つで、20分かからずに到着できます。

 このコンサートは、どういう趣旨か理解していませんでしたが、加藤さん、渋谷さんが出演されることを知り、聴きに行くことにしました。

 ピティナ・ピアノステップというのは、ピアノ学習者、指導者向けの公開レッスンのようで、昨日・今日の2日間に渡って、129組の参加者とのことです。室内楽体験企画というのもあって、19名の応募があったそうです。この室内楽の講師として加藤さん、渋谷さんが参加されているそうです。そして、このピアノステップの合間に、一般向けのコンサートとして企画されたのがこのコンサートらしいです。 

 ホール着きますと、開演時間間近でしたが、ピアノステップの第3部が進行中で、終了後に入場となりました。客席の中央部は関係者席で着席できず、後方左手に席を取りました。一般客は数十人というところでしょうか。

 講師の多喜さんとヴァイオリンの加藤さん、チェロの渋谷さんが登場し、多喜さんの司会進行で演奏が進められました。

 多喜さんの名前は知りませんでしたが、指導者として重責を担われているようです。存在感抜群で、オーラが漂っていました。演奏も素晴らしいものでした。加藤さん、渋谷さんにつきましては、新潟を代表する音楽家ですので、今さら言うまでもないでしょう。

 「世界の舞曲」と題したプログラムで、各国の小品が5曲演奏されました。一部演奏事故(?)もあったかに思われましたが、私の気のせいでしょう。短い曲でしたが、どの曲も楽しめました。最後の曲は多喜さんに献呈された曲とのことで、美しく、聴き応えある曲で、演奏も熱が入っていて、圧巻の演奏だったと思います。これを聴けただけでも来た甲斐があったと思うほどでした。

 演奏は非常に良かったのですが、難点はコンサート時間が20分しかなかったこと。このメンバーでたった20分というのはもったいない話であり、もう少し聴きたかったというのが正直な気持ちです。

 限られた時間枠内でのコンサートでしたから、延長もできないわけで、仕方ないですね。加藤さん、渋谷さんは室内楽の演奏者として昨日からたくさんの演奏をこなしておられます。この後もピアノステップの第4部、第5部と続き、加藤さん、渋谷さんも演奏されるそうで、ご苦労様です。

 ともあれ、短い時間でしたが、音楽を楽しめて良かったです。快適にバイパスを進み、あっというまに家に着いちゃいました。

(客席:LB1-8、無料)