3週間ぶりのコンサートです。長い冬眠から目覚めて、いよいよコンサート通いの再開です。これだけ長期に休んでいますと、出かけるのも億劫になってしまいますが、気合を入れねばなりません。なまってカビだらけになった心を清めるにはジュニア合唱が最適と思い、聖籠町まで出かけることにしました。
2013年に34回の歴史に終止符を打った「新潟市少年少女合唱交歓演奏会」の後を受けて、2014年から新潟市及び近郊の少年少女合唱団の振興を図るために始まったのが「にいがたジュニアコーラス・フェスティバル」です。
夏に行われる「新潟県少年少女合唱団合同演奏会」とならんで、ジュニアコーラスをまとめて楽しめる貴重な機会であり、第1回は聴きそびれましたが、2015年の第2回から聴かせていただいています。
昨年の第5回は北区文化会館で開催されましたが、残念ながら大雪に疲れ果てて、聴きに行くことができませんでした。今回は、初めて聖籠町での開催となりましたが、元気を出して遠征することにしました。
北海道には観測史上最強の寒波が襲来中で、新潟も雪模様となり、朝起きましたら10cmほどの積雪。車に積もった雪を払いのけ、小雪が降る中、聖籠町へと向かいました。
ホールに着きますと既に開場されており、当日券を購入して入場し、後方左寄りに席を取りました。前方は合唱団席になっていましたが、710席のホールはかなりの賑わいになっていました。ちなみに、このホールのピアノはベーゼンドルファー・インペリアルです。
開演時間となり、ホスト合唱団である「せいろう少年少女合唱団」の団員による司会進行で演奏が進められました。
最初は、「せいろう少年少女合唱団」です。小学校1年生が7人も入団したとのことで、明るく元気のある歌を、身振りも交えて、楽しく演奏してくれ、トップバッターの重責を果たしました。
2番目は「阿賀野市ジュニア合唱団」です。9人という少数精鋭ですが、少人数ならではの、クリアなハーモニーで魅了してくれました。
3番目は「新潟少年合唱団」です。総勢13人での演奏でしたが、年長者5人と年少者8人の身長差が大きいのが面白かったです。変声した年長者の低い歌声と、年少者のボーイソプラノのハーモニーがきれいでした。ラデッキー・マーチでは、ピアノ連弾での伴奏で聴き応えありました。
4番目は「北区少年少女合唱団」です。指導者が五十嵐尚子先生だけあって、歌う喜びが伝わり、明るく楽しい演奏に、聴く方もウキウキするようでした。五十嵐先生も合唱団とともにステージを動き回って大熱演。さすがです。ピアノが田中健太郎さんというのも聴きものでした。
最後は「新潟市ジュニア合唱団」です。総勢130人の歌声はさすがと感じさせました。全員で2曲歌った後、年少者が抜けてもう1曲。振りを付けての楽しい演奏でしたが、大所帯ですので、ステージが狭くて窮屈そうでした。
休憩後は合同演奏です。まずは小学生による合同演奏。主体は「新潟市ジュニア合唱団」になりましょうが、さすがに大人数の歌は迫力もあり、楽しげでした。
続いて、五十嵐尚子先生の指揮で、客席も含めて全員で歌う「みんなで歌おう」というコーナー。中高生は客席に出て歌い、私も楽しく歌わせていただきました。
次は中高生の合同演奏。さすがに年長者は違いますね。海野先生の指揮で、バッハとグノーの名曲を、美しいハーモニーで歌い上げました。なかなか聴き応えある演奏で、心が洗われるようでした。ピアノ伴奏の斎藤愛子先生もお見事でした。
最後は全体合同演奏で、出演者全員で2曲歌って終演となりました。進行もうまく行われ、楽しい時間はあっというまに過ぎました。
各地域で活動するジュニア合唱団が共演し、刺激を受け、さらに研鑽が積まれるものと思います。次回までの成長を楽しみにして会場を後にしました。
駐車場に行きますと、コンサートの間に車には5cmほどの雪が積もっていました。大雪になりませんように・・。
(客席:R-4、¥500) |